未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

昭和の香りが残る上野散歩 まだこんなものが残っていたのか。。。

東京上野公園散歩の続き。

 

上野動物園の隣夏目漱石の小説「こころ」でも登場する不忍池です。

夏は蓮の緑に覆われますが、

冬は薄い茶色の枯れ木の池に。これはこれで自然を感じられます。ビルが立ち並ぶ都会にこれだけ広い池があるロケーションはなかなかないですね。

池の脇には駅伝の碑、

そして池の中に弁天島にはめがねの碑や

ふぐ供養碑などの10を超える記念碑があります。

都会のオアシス的なこの地にいろいろ記念碑を立てたくなるのでしょうか?

池の南側にあるこの建物は下町風俗博物館

近年の下町の文化や風俗を後世に伝えるためにつくられた博物館だとか。

(今はリニューアル中で2026年3月まで閉館だそうです)

自転車に乗っているのは移動紙芝居の道具。紙芝居って図書館などのイベントで少し残っているかもしれませんが20代以下だと知らないかもしれませんね。昔は放課後時間、オジサンがこの自転車で空き地に乗り付けると、小学生が集まってくるというもの。箱を開くと紙芝居ステージと駄菓子が出てきて、菓子を買った人が見れるというルール。つまり、子供向けのビジネスでした。1950~60年代が全盛期。やっとテレビが普及したころでゲームやスマホがない時代、中学受験もなく塾に行く人もほとんどいない放課後の娯楽として大活躍だったんでしょうね。自分が子供だった1970年後半だと既に廃れていたのですが祖母の家に近くには来てましたね。ソースせんべいや水飴などの10円、20円の駄菓子なので有料だけど誰もが楽しめるものでしたね。自分は紙芝居の内容より梅ジャムの酸っぱさしか記憶に残っていませんが。

こちらは駄菓子屋。自分が知っているのはもっと後の時代のものですが壁にまで売り物をディスプレイするスタイル、今でもワクワクしますね。

奥野写真背景が上手く馴染んでいて路地裏の雰囲気が良く出てますね。

先頭の番台。そもそもスーパーではない、いわゆる「銭湯」が減っていますが、番台越しに隣のエリアが少しだけ見えるこのタイプ、ちょっとドキドキ感がありましたね。

1960から70年くらいを再現している部屋ですね。

足踏みミシンです。小学校にありました。今の子供も足の動きに連動して動いているのを見ると感動するかも。"SINGER"のロゴが懐かしいです。

これは電気炊飯釜。保温機能はなく炊いた後はお櫃(おひつ)に移してましたね。

ブラウン管テレビ。チャンネルを「回す」時代でしたね。

炊飯器もそうでしたが、こちらも昔のロゴの東芝。昔、TBSの日曜劇場のオープニングで流れていた「みんなみんな東芝東芝のマーク」の曲を思い出しますね。このロゴは1984年に東京芝浦電気から東芝に変わったころから段々と頻度が下がりましたが自分が90年代に入社したころは製図用紙とかにまだ使われていましたね。

博物館のそばにあるオークラ劇場。文化の香り高い上野公園らしいなと思ったら、アダルト系の映画館でした。というか、まだこの令和時代にいわゆるピンク映画の映画館があることに驚きです。ある意味、昭和の遺産を残している劇場とも言えますね。

ただ、ここは別の目的でも使われているところなので中に入るのは注意が必要そうですが。。。

そして、大トリは西郷隆盛さん。上野公園を代表する銅像ですね。亡くなった後、江戸城無血開城の立役者として活躍した功績を讃え、銅像を建てたいということになったが西南戦争でお上に反旗を翻したということで江戸城そばに立てることは反対され、無血開城後に行われた戊辰戦争の舞台になった上野が選定されたそうです。

製作者は智恵子抄で有名な高村光太郎の父親、高村光雲。なんか最近は大蔵大臣のイメージがありますが。

こちらは渋谷ハチ公に次ぐ日本で二番目に有名な犬の銅像ですね。

ということで上野公園シリーズも終了。上野は花見の時期に必ず中継される場所ですが

いろんなイベントも行われていて、

この時は錦鯉のイベントでした。

美術館、博物館、動物園、野球場、東照宮にイベント会場、もちろん公園なので緑もあるし、カフェもある。

本当、老若男女問わず楽しめるいろんなものが揃っているのが上野公園です。

ディズニーやスカイツリー、銀座や渋谷とは違った意味で楽しめる観光スポットなので東京に来た時は是非足を運んでほしいですね。

やっぱパンダ最強 上野動物園

東京上野公園散歩の続き。

 

上野と言えばこちら上野動物園

都市部にある動物園は市民公園内に美術館、博物館に加え歴史的建造物と併設していることが多いが、上野も例に漏れず上野東照宮と隣接しています。でも園内から見えますが五重塔と動物園と言うのは違和感ありますね。

トップバッターは象。

寝てます。意外と寝ている象を見るのは珍しいかも。

虎。寝ているか、ダラダラしていることが多いのでこんな立ち姿を見れるのはラッキーですね。

こちらは森の王者。

ゴリラです。訪問時刻の問題なのか3回に1回くらいしか見れていないので会えると本当ラッキーです。一度、間近で見てみたいですね。

ツキノワグマ。ボールで遊ぶ可愛いところを撮ろうと思ったが、怖いですね、爪が。

さらに立つとデカいです。これが家の近所に出没するエリアに住んでいる人は確かに脅威ですね。

偶然撮れたアップ。白目が見えると少し人間っぽい。おっさんが中に入っている感じ。

シロクマもおっさんみがありますね。

こちらの山は、、、

サル山です。ニホンザルは見ても楽しいが、サルを見ている人を見るのも楽しいです。時々、始めてしまうサルカップルに対し子供が「あのサル、何してるの?」と問われ回答に困るお父さんの定番会話とか。

上野動物園というか上野公園は上野の山と言われるくらい小高い丘のエリアと不忍池がある低いエリアの東西二つのエリアに分かれています。その両エリアを結んでいたのが

モノレール。残念ながら老朽化で2019年に休止、昨年2023年に廃止が決定しました。

小学生の時に乗った思い出があります。

300メートルという僅かな距離ですが動物園によくある子供向けの「それっぽい乗り物」ではなく、本物の車体のモノレールだったのでテンション上がりましたね。

西のエリアは草食系の動物が多いですね。

人間から見るとキリンって目立つカラーリングのように見えますが、黄色や青色の認識が苦手と言われているライオンとかから見ると目立たないようです。

このデザインも草原にいるとこの網目が良いカモフラージュになるんでしょうね。

カバに

サイ。飼いならすことができる象とは違い、この大きさの重量の動物が近くにいたらマジ怖いですね。

ペンギンに

フラミンゴと都市型動物園として広くはないのですが人気の動物が揃っているのはさすが上野動物園ですね。

鳥の中での一番人気はこちら「ハシビロコウ」さんですね。いい顔しています。

そして一番人気はこちらのパンダ!

メスのシンシンです。丁度食事中で竹をもしゃもしゃ食べてました。

上野動物園には3年前にシャオシャオとレイレイの子供パンダがいますが、こちらは10:00時点で60分以上の行列。日曜とは言え開園30分後でこの行列はさすがですね。これでも一時期よりは短くなったのですが。

一方、こちらの大人パンダは待ち時間なしなのでゆっくり見れるのがいいです。

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そしてオスのリーリー。
パンダ来日は50年以上前の1972年。中国との国交正常化を記念し、友好の証と贈られたのが始まりです。自分が初めて見たのは小学校2年か3年の頃でその時贈られたランランとカンカンでした。ガラス檻の前は子供用と大人用の通路があり、両親と分離した後、檻の前に張り付いてじっと見ていたら、出口の方から母親から「早く来なさい」と怒られた記憶があります。

こちらはオープンエリアで仕切りのガラスがなく、じっくり見れるのがいいですね。

こちらも食事中。このだらけた格好でご飯を食べていても人気者なのがパンダです。

そしてこの動き。やっぱ静止画より動画ですね。

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動物園内にはパンダ写真スポットや

レンタルベビーカーもパンダ。もちろん、ぬいぐるみを始めとしたお土産もパンダグッズ多いです。ただクリアファイルが1,000円なのはちょっとですが。。。

園外も上野はパンダだらけだし、やっぱパンダ最強ですね。

(おまけ)

こちらは2016年に来た時の写真。

シンシンが若かったですね(?)

この年まで園内に小さな遊園地があって、子供が大喜びしながら乗り物を楽しんでいましたね。

(つづく)

上野の「考える人」は本物か?

東京上野公園散歩の続き。

 

上野駅の公園口を出て右手すぐにあるのが国立西洋美術館川崎重工の前身である川崎造船所の社長も務めた実業家松方幸次郎が集めたモネやピサロなどの美術作品(松方コレクション)が基礎となっている。

こちらの外庭にあるのはロダンの「考える人」の「本物」です。

本物!と言っても世界に12体あるそうです。鋳造なのでひとつの現型からいくらでも複製できますが、こちらはフランス政府が現型を管理し、フランスの法律で最初に作った12体までがオリジナルと言えるそうです。
そして、こちらはその許可を得た12体の1体で本物だそうです。
ちなみにロダンの生前中に作られた9体はこれには含まれないそうで正確には21体の本物があるそうです。

なお、最近の20代、30代は知らないかもしれませんがEテレ(NHK教育)の一日の放送の最後はこの考える人の映像と君が代ですね。

こちらもロダンの傑作、カレーの市民。子供のころ、左のおじさんの手のポーズが好きでしたね。そして、これを見るとどうしてもインドやカレーライスを思い浮かべてしまいますね。(カレーはフランスの都市名です)

こちらはブルーデルの「弓をひくヘラクレス」この躍動感あふれるポーズも必見ですね。

そしてこちらはロダンの「地獄の門」。正に別世界と繋がりそうな空気をまとった、物語の終盤に出てきそうな中二全開のデザインですね。こちらの扉の上にいるのが

オリジナルの考える人ですね。先ほどの考える人はこれを改めて拡大して作ったものらしいです。ちなみにこれらの作品は美術館に中に入らなくてもOKなので無料で見れます。しかし、モネの睡蓮など絵画の名作も多いので美術に興味がある人は中にも入った方がいいですよ。

そして、西洋美術館の北隣にあるのは国立科学博物館。おそらく国内科学系のトップの博物館ですね。初めて来たのは小学校6年の修学旅行。大人が見ても面白いのですが小学生、中学生のときに是非訪れたい場所ですね。

子供向けというか昨年はポケモンとコラボしたこんな企画展もやっていましたね。

外には実物大のシロナガスクジラの模型があったりします。

2013年にリニューアルしたそうですが、小学生の時、ここまで大きくリアルな模型(?)が見れたことにテンション上がりましたね。

静態保存されている蒸気機関車D51、通称デゴイチ。自分が子供時代の昭和後期は既にSLは過去のモノでしたがSLを扱った鉄道本をよく読んでました。そしてそれらの表紙の写真はたいがいD51で、デゴイチという響きに憧れを持っていました。故郷周辺の街にも静態保存されているSLはいくつかありましたがD51はなく、これを見れたときは本当感動しましたね。

そして建物裏にこっそりあるのはロケット発射台。模型だと思ったら50年以上前に人工衛星を上げるために使った本物なんですね。

中の展示物はレプリカも多いのですが教科書に出てくるものがリアルに存在すると印象が全く変わりますね。槍の穂先はこんな石を叩いて尖らせて使っていたんですね。

江戸の元禄時代1695年には日本にも地球儀があったんですね。この60年前にガリレオ・ガリレイが天動説を唱えた裁判がありましたが地球が丸いというのは古代ギリシャ人が既に知っていたらしく、信長も知っていたと言われてますね。

科学技術ということで零戦

日本における最初のテレビが展示されたりしてます。大正最後の年、この「イ」の字が初めてブラウン管に映し出したのが日本のテレビ開発の始まりですね。

こちらはこの博物館の目玉であるフタバスズキリュウの骨格。子供のころ読んだ本に日本にも恐竜がいたという事実に心躍りましたね。

直径80cmのアンモナイト。これが日本に生息していたと思うとちょっと楽しいですね。

絶滅危惧種のトキのはく製など学術的に非常に価値の高いものもあれば

あの上野動物園の人気者のパンダ「ホアンホアン」のはく製もあったりします。

さらに渋谷のハチ公や南極物語でお馴染みのジロのはく製もあったりします。名前も知っている動物のはく製と言うのはちょっと珍しいですね。

この展示物以外にも建物自体が重要文化財だったりします。

建物を見るだけでも価値がありますね。

(つづく)

博物館、美術館、野球場 上野公園は桜だけじゃないんだな

今回の散歩は上野。

 

上野と言ったら上野公園ですが、敷地内にいろんな施設があるのがこの公園の大きな特徴ですね。何度か過去にこのブログでも記事にしてますが、まだまだ全然足りないので改めて紹介します。

 

dad-aslan.hatenablog.com

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先ず、こちらの公園口を出てすぐの場所にあるのが

東京文化会館。クラシックコンサート、オペラ、バレエに使われる日本有数のホールでWikipediaによると東京都交響楽団が本拠地にしているほか、ウィーン国立歌劇団が来日時に必ずここで公演しているそうだ。

建物は60年以上も前のもので古さは感じられるが、エントランスに入ると公演前の心地よい緊張感を感じる空気を感じることができますね。

その敷地内道路を挟んで西にあるのはこちらの野球場。公園に野球場って珍しくもないですがここは正岡子規ゆかりの野球場。この近くに住んでいた正岡子規が日本に上陸して間もないベースボールをこの上野公園内で楽しんでいたそうだ。

野球場と言ってもスタンドがあるわけでもなく、正岡子規同様、草野球を楽しむ庶民のグランドですね。

こちらのバッターは女性ですかね。みんなが楽しめる野球場って本当いいですね。

公園内を北東に進むと公道を挟んで見えるのは

東京国立博物館。数年前、菱川師宣の「見返り美人」や埴輪の修理プロジェクトの費用をファンドで募集して目標額を大きく超えて集まったというのが話題になった博物館ですね。

入り口左にあるのは表慶館。1909年にのちの大正天皇の成婚を祝うために建てられた建物で国の重要文化財に指定されています。

ネオ・バロック様式で明治時代に西洋文化を存分に取り入れた感じがしますね。

こちらは東洋館。中国をはじめとし、東南アジア、インド、エジプトなどの西アジアの美術、工芸品が展示されています。建物はあまりアジアっぽい感じはしませんが。

そして正面入り口の池を眺める位置にある建物が

こちらの本館です。

屋根は瓦葺の和洋折衷のこちらの建物は竣工は1937年で国指定の重要文化財にもなっています。

取ってつけたような屋根で違和感あるが重要文化財と言うとちょっと評価がかわりますね。

中はこんな感じ。

竣工時期は第二次世界大戦の少し前であることを考えると、欧米諸国に日本の国力をアピールするための施設だったかもしれませんね。

この建物からは裏庭を眺めることができます。こちらは元々は旧寛永寺の庭園だったりします。

この本館の周りに建物があり本館の裏に池のある裏庭というのは、個人的な感想ですが施設配置的に少しお寺の流れを汲んでいるように感じます。明治以降、江戸以前に比べると仏教の勢力が衰えましたが、時代は日中戦争前の世の中全体が国粋主義に向かう前の話。このころから日本らしさを取り戻そうという意図があったかもしれませんね。

こちらは平成館。

その手前の池にあるのは

森鴎外の総長室跡の記念モニュメント。森鴎外はこの博物館の前身である帝室博物館の総長を務めていて、その時の総長の居室がここにあったそうです。教科書に載るような文筆家であり、医者としても陸軍軍医総監(中将相当)を務めたりとかなり幅広く活躍した人物なんですね。

そして再び公道を横断して戻り、西に進むとあるのが東京都美術館

訪ねたのは去年、あいにくの雨でしたが美術館は天気が悪くても問題ないのがいいですね。

この時は「永遠の都ローマ展」を催していました。

ちなみに息子はコンスタンティヌス帝の巨像の左足(31秒当たり)がお気に入りのようで、先日持ち合った図工作品では今年度一番の思い出としてこれがモチーフになっていました。確かにインパクトはあったが。。。

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(つづく)

東京の京橋って地名はマイナーだけどここにいる企業は超メジャー

東京京橋散歩の続き。

 

京橋駅8番出口を出たところにある欧風の建物。

高級スーパーの明治屋です。こちら明治屋の本社にある店舗です。

約90年前の1933年の建物で区の有形文化財になっています。

ここだけ切り取るとヨーロッパの街角のようですね。

ぼかしてますが欧米の人が歩いていると違和感なかったですね。

そして、その背後にあるビルは「チョコレートは明治」の明治製菓ブルガリアヨーグルトで有名な明治乳業が統合してできた株式会社meijiの持ち株会社明治ホールディングスの本社があるビルで、手前の二つのビルも合わせて京橋エドグランと呼ばれています。ちなみに明治屋と資本関係は全くないそうです。この場所にあるとかなり紛らわしいですが。なお、明治屋の英文字表記"Meidi-ya"と明治部分の表現が違っています。ちょっと面白いですね。

さて、改めて辺りを見回すとは銀座と隣接しているエリアですがこの辺りはビジネスビルの街ですね。にはシステムインテグレーターオービックの本社があります。

こちらは本社はないですがブラザー東京支社のビルがあります。

横から見るとちょっとスリムです。

こちら

万年筆やボールペンなどの筆記具、文具でお馴染みのパイロット本社ビルです。

こちらは京橋トラストタワー。

ここにはトラクター、農機具で有名なクボタの東京本社(メインの本社は大阪みたいですが)が入ってますね。その他、自分のPCモニターでお世話になっているLGエレクトロニクスの日本法人もここみたいです。
このように有名企業が京橋駅から徒歩1~2分圏内にあるというのはスゴイですね。と言っても東京駅から10分圏内とも言えるのである意味不思議はないですが。地方や地方でなくてもJRで来る人にとっては東京駅から地下鉄銀座線の京橋駅まで直結で行けるわけではなく乗り換えが発生するので歩いたほうが断然速いですが。

ビジネスの街ではありますが中には美術館も。

アーティゾン美術館ブリヂストンの創業者石橋正二郎が収集した美術品を展示するためにつくられたブリヂストン美術館が前身。ビルの中に美術館の先駆けだったそうで本社ビルの建て替えを機に休館し、名前を変えて復活したのがこちらの美術館です。

また、こちらのビルの路地裏の下にあるのは

東京宝くじドリーム館。この時は日曜で閉まっていましたが平日ここは宝くじの博物館であり、ロト6、ロト7等の抽選会場でもあります。自慢ではないがくじ運は悪い方で、大学時代、デパートの掃除のバイトでみんなが集めてきた福引券で代表して25回挑戦したが、当たったのはキャンディーの袋一つ、残りは末等のティッシュだったという経験があります。そんな自分ですが一度クジを握りしめて見にきたいですね。

こちら信金中央金庫の京橋別館。

信金中央金庫と言えば全国各地にある信用金庫の中央金融機関つまり、信金のトップ機関にあたります。そのビルの下にあるのは

その下にあるのは信用金庫の神様とも呼ばれる小原鐵五郎氏の胸像。「貸すも親切、貸さぬも親切」などの金言を残し、政官財にも強い影響力を持っていたとか。

銀行とは一線を画した信用金庫。この神様のおかげで地域の中小企業が活性化し、ある意味今の日本を作った一人とも言えそうですね。

なお、ここまで来ると別の地下鉄駅、宝町駅。若いとき、徒歩2,3分で別の駅についてしまうって本当東京、やっぱスゴイところだと感心してたのを思い出しますね。

東京の京橋ってちょっとマイナーだけど安く楽しめるスポット?

今回の散歩は東京メトロ銀座線の京橋駅

 

京橋と言うと大阪のイメージが強く、個人的に20代で初めて知った時は東京にもあったんだという感じでしたね。

駅の上に立っているビルは東京スクエアガーデンブリヂストンちびまる子ちゃんの提供で知る人ぞ知るミツウロコ持ち株会社の本社が入ってますが、下の階には飲食系を中心に十数店のテナントが入っています。20年以上前に来た時、このあたりはオフィスビル以外に店らしいものは僅かだったのですがビジネスマンが多いですから小さい駅でも需要は大いにあったんでしょうね。

駅から国道15号線を南に徒歩1分くらいのところにあるのがこれ。

大正時代につくられた「京橋」の欄干です。

街道の起点、つまり江戸の中心となっている日本橋から東海道で京都に向かう時に最初に渡る橋だから「京橋」だそうです。ちなみに当時京橋の下を流れる川は「京橋川」ですが橋の名称が川の名称の由来になるのは面白いですね。

こちらは明治時代につくられたときのものです。

この傍には江戸歌舞伎発祥の地の記念碑があります。歌舞伎は1642年この地で興行を始めた中村座が始まりだそうです。今はこのさらに南へ行った東銀座の歌舞伎座が有名ですが江戸初期のころ銀座は埋め立てが進む前の湿地帯で、街としてはこの辺りが境だったのかもしれませんね。

そしてここにはポリスミュージアム(警察博物館)があります。

入り口前には展示物としてパトカーがドーンと鎮座しています。

館内には各種乗り物、警察手帳、制服、バッジから捜査の道具まで警察に関連するあらゆるものが展示されています。

こちらは昔の警視庁のヘリコプターですがドアがない上にカバーも透明って乗ったら結構怖そうですね。視認性や機動力を考えたらこれが良いのでしょうが。

こちらのサイドカーは昔のパトカーに相当するんでしょうね。警察のカラーと言うと白と黒のイメージで赤は消防のイメージですが昔は違っていたのかな?

そういえば信号も警察の管轄となりますね。こちらの大きなカバーが付いているタイプは最近かなり減ったのでちょっと懐かしく感じますね。

このレスキュー部隊、背景写真パネルとの組み合わせが結構自然だったりする。

日本が世界に誇る交番も展示しています。この交番の存在により、諸外国と比べると警察官は親しみやすい存在という認識する人が多く、日本の治安向上に一役買っているようです。道に迷ったとき行き先を気軽に聞ける警察って確かに類を見ないかも。

刑事ドラマでお馴染みの立入禁止テープや標識も展示してあったります。存在は知っているけど近くで見る機会が滅多にないモノが見れるとテンション上がりますね。

また、こちらでは当日申し込むと制服を着て白バイに跨った写真が撮れるそうです。子供限定ですが。。。
これで無料で楽しめる施設って意外と穴場スポットですね。

再び京橋駅前に。こちらは第一生命保険の最初の本社ビル、第一相互館の流れを引き継ぎ、2012年に竣工した相互館110タワー

第一相互館のデザイナーは日本銀行本店や東京駅を設計した辰野金吾。確かに今のビルにもその面影が残っていますね。

(明治大正建築写真聚覧(日本建築学デジタルアーカイブス内)より。, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由)

そこから鍛冶橋通り東に少し行ったところにあるのが国立映画アーカイブ。映画の保存と関連する歴史や機材などを紹介する博物館であり、図書館であり、上映館であったりします。

上映観賞は一人520円と格安です。この時の映画は昭和後期の映画が特集されていましたが中には大人向けのものも。当時新人の田中美佐子主演のダイヤモンドは傷つかないとか。。。文化歴史的に意味があるということであればいいんでしょうね。

おまけ:こちらはポリスミュージアムのお土産のピーポ君ボールペンです。

これを見るだけでなんか免許の書き替えを思い出します。

(つづく)

銀座はやっぱり夜の街

銀座散歩のおまけ。

 

やはり、銀座といえば夜ですかね。

こちらはどちらかと言うと有楽町の風景ですが、この不二家のネオン看板が以前の記事でも書いてましたがザ・東京という感じがします。

そして、銀座と言えばここ。

四丁目交差点は夜もいいですね。

和光は上品なライトアップ。昼間は目立たないのですが後ろに"MIKIMOTO"。

三越は季節によって演出が変わります。やっぱクリスマス前がいいですね。

もう二年前の写真ですが15年くらいしたら銅像のライオンまでマスクするって何の冗談って若者に言われそう。

GINZA PLACE1階のNISSANショールーム

周りが明るい昼間よりも夜の方が映えるんですよね。

GINZA SIXのFENDI。昼間よりも夜の方がガラスのデザインが活きますね。

PRADAのオジサン、少しダサいのが残念。

伝統的な三越に対し松屋はモダンな感じのライト遣いですね。

移動する前のリンゴのお店。遠くから見てもすぐわかるリンゴマークは最強です。

ヴィトン、ブルガリカルティエ。シックで高級感ありますね。

そして、Max Maraとかファッション系のディスプレイは気合入ってますね。

もちろん、ジュエリー系も。

伊東屋もクリップの看板がライトアップされてます。

また、夜ではなくても三越松屋の地下鉄に繋がる地下通路のディスプレイもいいです。これはバレンタインの前の週のディスプレイです。

ところどころあるこんな気品感じる装飾は銀座らしくていいですね。

ガス燈も銀座らしくていいです。

昭和の歌謡曲で歌われる銀座はネオンとお酒が絡んだ「夜の銀座」が多く、その後も「ザギン」で豪遊というバブル時代もそんな感じでしたが単に夜の風景を眺めるだけでも十分楽しいですね。

そして最後は、、、? ショッカー!

映画「シン・仮面ライダー」の看板ですね。

(銀座シリーズ終了)