未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(ビジネス考察)オジサンに朗報。「あれ」で伝わるインターフェース

音声認識で有名なニュアンス・コミュニケーションズから分社化したセレンス社が、新しいユーザーインタフェース技術を発表した。

 

car.watch.impress.co.jp

このインタフェースでは、音声だけでなく、「目線」を組み合わせることで、「あれ」とか「それ」という曖昧な言い方でも指示ができるという、オジサンにも優しいインターフェースだ。

 

そもそも、人間のコミュニケーションはメラビアンの法則によると、相手に与える影響のうち、音声認識で検出できる文章としての言語情報はたったの7%で、テンポや抑揚などの聴覚情報の占める割合は38%、表情、身振りなどの視覚情報が残り55%を占めると言われています。

bizhint.jp

目線から得られる情報も視覚情報のひとつであり、このニュースで紹介された技術は、僅かですが、人間のコミュニケーションにひとつだけ近づいたとも言えますね。

 

とは言っても、メラビアンの法則はあくまで、初対面の人とのコミュニケーションとの話で、さらに知り合いとのコミュニケーションでは、今までのやりとりから、相手の嗜好や癖、過去の話題なども情報として重要になってきます。

 

こちらに関しては、既に従来のカーナビでは”検索履歴”として対応していますが、このような自然会話形式のコミュニケーションでも活用され、自分だけにフィッティングした、より精度の高い情報伝達が可能になりそうですね。

 

そうなると、「この前、行ったあそこのイタリアンを目的地にセットして」と呼びかけると、カーナビが「先々週の木曜日に行った、青山の〇〇ですね。」とか答えてくれそうですね。

 

しかし、これを聞いた奥さんが「青山の〇〇に行ったのは去年の冬だったはず。誰と行ったの?」という修羅場になったりするかもしれませんが。

 

このあたりの忖度まで、カーナビができるようになるのは、さらに先の話でしょうね。

 

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