先日のブログ記事でも少し触れたが、アジア諸国で交通渋滞が一番深刻なのはフィリピンのマニラだとか。
訪問初日に夕方17:30くらいにオフィスからホテルまで車で移動しましたが、約2時間かかりました。次の日、歩いたら30分もかからない距離でしたが。(滞在先のMakatiは治安がいい街なのでできますが、フィリピンの別の街ではNGでした。)
移動手段は鉄道(地下鉄)の発達が不十分で、自動車頼みなのだが、以外とバスは見かけない。一番、多く見かけたのはこのジプニーです。
ジプニーもバスに近く、走る路線は決まっているのですが、明確なバス停はありません。料金表はなく、運転手に行き先を伝えて、料金を聞くそうです。また、スリも多いようで、日本人から見るとなかなか勇気がいる乗り物です。
さらに、混雑する路線ではこんな感じでギュウギュウに乗っています。渋滞で比較的ゆっくり走っていますが、運転が荒く、急ブレーキ、急ハンドルも多いので、見ていてヒヤヒヤします。
料金は距離によるが10ペソ(約21円)以下と安いので、仕方ないと言えば、仕方ないかも。
最近は、4列席のバンの乗り合いバスも増えているようで、こちらは雨に濡れることもなく、エアコンも効いていて、比べると快適のようです。それでも1列の席に4人は乗っているので、ギュウギュウではありますが。
次に良く見かけたのが、バイクタクシーです。
このスクーターの排気量は155CCで二人乗りでもスイスイ走ります。バイクタクシーの場合、後ろの人が運転手と同じヘルメットをかぶっていることが多いそうです。現地の人が言うには、通勤時間帯、走っているスクーターの8割から9割はこのバイクタクシーとか。
ちなみに、中心地のオフィスや商業エリアから離れる方角の道路は同乗者がいないので、中心地がどちらの方角かを簡単に見分けることができます。
3番目によく見かけたのが、サイドカーのついたバイクです。
この写真だとわかりにくいですが、サイドカーは3人くらい座れるようになっていて、運転手含め5人くらいで乗っているのを見かけました。
もちろん、これら以外にマイカーもたくさん走っています。また、普通のタクシーもありますが、台数は少なめです。
なお、渋滞がひどいならば、自転車が有効かと思えますが、案外と少ないです。その理由の一つとして、多くのクルマが車線を無視して、隙あらば、我先にという感じで鼻先を突っ込んでくるので、横をすり抜けながら走る自転車は、かなり危険では?と想像されます。
こんな光景と鳴り止まないクラクションが、アジアの大都市という感じですね。
(ジプニーを待つ行列)