今週のお題「応援」
子供のころ、八百屋のオジサンが買い物客の押しに負けて、「勉強させていただきます」と値引きしていた。
ノートも鉛筆も持ってないのに勉強ってどういうことって、不思議で仕方なかったです。
また、おつとめ品というのも意味不明でした。
仕事をしている人しか買えないの?
でも、専業主婦のおばちゃんでも買ってたし。。。
「勉強」は関西商人の言葉で、この人の解説だと「まける」などの「値引き」関連の言葉を使うのを避けて、このように表現したとか。
確かに「まける」=「負ける」より、「勉強する」ほうがポジティブで、お客様もバイヤーもWin-Winという感じがしますね。
一方、「おつとめ品」も漢字は「お勤め品」で、この「勉強する」から派生した説もありますね。
このサイトでも挙がっている似た言葉で「見切り品」がありますが、「おつとめ品」は店側の努力も含め、なんらかの理由の値引きに対し、「見切り品」は賞味期限が迫っている、在庫整理など明らかにネガティブな理由の値引きで、「見切り」は「身切り」を連想させるイメージもあるので「おつとめ品」は都合の良い表現なのかもしれませんね。
そして、平成になって消費税が導入されたころから使われだしたのが「応援価格」。
家計応援とか、子育て応援とか令和になっても良く聞きますね。
応援って、これもポジティブな言葉で、しかも、応援するほうも、応援されるほうも気分が上向きます。
やはり、商売はお客様もバイヤーもWin-Winというのが基本のようですね。