昔の上司Aさんのお話です。
Aさんは自他共に認める英語嫌いで、いつも、なぜ海外製品向けのグループに配属されたかわからないと、いつもぼやいていました。
そんなAさんには英語にまつわるエピソードがいくつかあります。
例えば、アメリカの入国審査で職業を聞かれたとき、
「アイム ア サラリーマン」と答えたとか。
→サラリーマンは和製英語。
ホテルでドライヤーが故障していて、動かなかったとき、
フロントに電話をかけて、「ドライヤー ドント ムーブ」と言ったとか。
→ムーブ(move)は移動という意味の「動く」。
つまり、ドライヤーが重くて動かせないということになる。
(それ以外にも、三人称でないとか、ツッコミ満載だが)
それでも、特に大きなトラブルなく、海外出張をこなせていたのはAさんの明るい人柄で、ある意味、尊敬に値します。(フロントに電話をかけるというのは、意外と勇気あります)
そんなAさんが、部下(日本人)の送別会で、最後の挨拶をすることに。
「最後に一言、彼にある言葉を贈りたい。
一期一会、英語で言うと、フォレストガンプ」
しんみりしていた会場が爆笑の渦に。
こんな上司のAさんでも何とかなる、という空気が、グループメンバー全員の英語に対する壁を取り払ってくれました。
本当、感謝、感謝です。
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