少し前だが、こんなTweetに30万以上のいいねがついていました。
外出自粛で精神的に疲れている方も多いと思います。僧侶によるヴァイオリン「情熱大陸」を聞いて皆様元気を出して下さい! #仁和寺 pic.twitter.com/DGcpvLkCVd
— 仁和寺 (@Ninna_ji) 2020年4月4日
もし、吉田兼好が現在にいたら、月間300万PVを超える超トップブロガーだっただろうな。きっと。
そして、その中でもこの2つは現在の教科書にも登場するくらい人気のある記事(?)で、当時もバズったんでしょうね。
それにしても、第五十二段では、ちょっとしたことでも「先達」=「案内人」がいたほうが良いですねという感じでまとめていますが、どう見ても、山頂の本殿に行かず石清水参りしてきたと自慢する仁和寺の偉いお坊さんをディスってますね。
さらに、第五十三段では、「童の法師にならんとする名残」=「お坊さんのインターン終了時の打ち上げ」(?)での酔った勢いで盛大にやらかしたネタで、思いっきりディスってますね。
余興でかぶった「鼎(土器または青銅の器)」がすっぽり頭にはまってとれなくなり、血をだらだら流しながら外し、「からき命まうけて、久しく病みゐたりけり」=「一命をとりとめたが、長い間、病んだ」という話ですが、絶対、盛ってると思います。
真相は、外すときに「死ぬー。死ぬー。」とか叫んでいたくらいで、その後、上司の坊さんから謹慎を告げられ引きこもっていたのを、病床に伏したと勘違いされたのでは?と勘ぐってしまいますね。
やはり、仁和寺という権威ある寺のやっちゃたネタを書くと受けが良かったんでしょう。現在も、慶応大学病院研修医の弾(はじ)けた懇親会で集団感染という文春さんの記事がありましたが、それと近いものかもしれませんね。
そんなディスられている仁和寺ですが、結果的にはこの徒然草のおかげで、現在での知名度も上がり、参拝者を増やしているのに貢献していると思います。(自分もこのネタで知っていたので、2度ほど訪問しました。)
もしかして、一種の炎上商法だったのかも。。。(結果論ですが)