未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

こんな時は大作アニメを見よう

お題「#おうち時間

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退職でようやく取れた長い春休み。

欧州とか、北海道とかに行きたかったが、コロナ禍によって自宅警備

ということで、活躍するのが定番ですが動画配信サービス

 

Amazon Primeを物色していると、昔TSUTAYAで借りて途中まで見ていた「紺碧の艦隊」全32話を発見。

早速、第1話から見ることにしました。

 

「紺碧の艦隊」とは小説家 荒巻義雄氏の代表作で、簡単に説明すると、太平洋で戦死した山本五十六パラレルワールドの日本に転生、他の転生者とともに前世の記憶を基に太平洋戦争をやり直すというストーリーだ。

 

実際の史実を基に、歴史の分岐点で別の選択をしたら、どうなるかをシミュレーションした「架空戦記(IF戦記)」もので、紺碧の艦隊は近年の架空戦記ブームを作った立役者と言える作品だそうだ。

 

テーマは太平洋戦争を「上手く負けること」。アメリカの国力を考えたら勝利することは難しいが、本土空襲や原爆で多くの犠牲者を出した前世の失敗を避け、上手く負けることを目指すというものだ。

 

とはいうものの物語としては、転生者のメリットを生かし、過去の失敗を教訓とした一歩先ゆく戦略や最新技術導入でほぼ全戦全勝。蟻が巨像を倒す的なエンターテイメント色の濃いストーリーになっています。

 

昔見たときは、エンジニア視点で、技術の高さが物量に勝る敵を凌駕する点を面白いと感じていましたが、今になると戦略方針を決めるための国内外関係者との政治や予算に関する調整の描写のほうが面白いと感じるようになってました。

 

また、ドイツのイギリス侵攻で、ロンドンがあるブリテン島よりもアイルランドが落とされることにアメリカの世論が大きく反応する描写は、当時の知識ではピンとこなかったのですが、アメリカの政治に影響がある高所得階層でアイルランドからの移民が多いという背景を知っている今では深く理解することができました。このような社会情勢が作品に盛り込まれていることがわかったのと、それを理解できる自分の成長があったことは大きな発見でした。

 

結局、5日かけて32話を鑑賞しました。これをレンタルで借りると最低でも1話110円(税込み)で、全部で3,520円。Amazon Primeの年額費4,900円の7割の元をとったことになりました。

 

ということで、未鑑賞のものだけでなく、過去に鑑賞したことのある作品も含め、長時間の大作アニメ(実写の映画やドラマ含め)をこの期間に見ることをお勧めします。

 

いろんな発見があるといいですね。

 

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