以前、ニュースでこんな記事がありました。
これを見て、昭和のある話を思い出しました。
昭和の時代、プログラムはハードディスクではなく、フロッピーディスクでもなく、カセットテープに保存していた。
プログラムコードを、FAXで流れるような「ピーガガガガガッ」という音に変換して、カセットテープに録音するというものだ。
転送速度は滅茶苦茶遅く、自分が愛用してたNEC PC-6001では1,200ボー=2,400bps。
今、自分のパソコンが24Mbpsで通信しているが、その1000万分の1だったのです。
(ちなみに"ボー"は当時の通信速度を表す真面目な単位です。)
いくら当時のパソコンのメモリが小さかったとはいえ、プログラムの読み出しに長いものだと1時間くらいかかっていました。ご飯食べて、風呂入って、コーヒー飲んでもまだ読み出しが終わってないということも。また、途中、ネコがケーブルひっかけ瞬断して"Tape Read Error"。一からやり直しというのもよく聞く話でした。
ちなみに昭和や平成の初めのころ、フリープログラムの配信の媒体は「雑誌」。平成時代はプログラムが収録された「CD」が付録として付いていたが、昭和時代は「ソノシート」と呼ばれる薄っぺらいプラスチックのレコードが付いていました。
「ソノシート」をレコードプレーヤーで再生してカセットで録音。それをパソコンに読み込ませるということをやっていました。
そして、昭和のある話とは高校生の時の話。
「ピーガガガガガッ」と音マネした自分の声を録音し、パソコン(PC-6001)で読み出しができるかというチャレンジを、部活の同級生や後輩たち数名と行いました。
まさにアホですね。
最初は無反応だったんですが、"Tape Read Error"は出るが認識できるまで再現。
その後、全員合わせて50回くらい試し、やはり無理かと諦めかけていたら、とうとう後輩の一人が成功しました。
九官鳥もびっくりの再現度ですが、読みだしたプログラムは7、8文字で、意味不明なアルファベット、数字、記号の組み合わせでした。
当然、そんなもんですね。。。それでもちょっと感動しました。
その後、声で電話がかけれるか?(プッシュ音を声で再現できるか)というテレビ企画がありましたが、自分たちは先を行き過ぎていたんですね。
お題「#応援しているチーム」
ちなみに、高校生の頃は通学で使っていた伊豆箱根鉄道は西武グループでしたので、西武ファン(渡辺久信が最強のころ)でした。優勝するとVサインしているレオのヘッドマークが取り付けられた電車が懐かしいです。