スーパーコンピュータのランキングで四冠王になった理化学研究所の「富岳」。
あの蓮舫議員の「2位じゃ駄目なんでしょうか」発言とともに先週、ニュース番組を賑わしていましたが、こんな面白い記事がありました。
その富岳が、このほどスーパーコンピュータ(スパコン)の世界ランキング「TOP500」において首位を獲得した。日本のスパコンが世界でトップとなるのは、2011年11月の「京」以来、8年半ぶりのことになる。さらに、3つの部門でも世界1位を獲得。史上初の4冠となった。
だが、富岳は、性能で世界1位を狙うことを目的に開発されたものではない。科学技術の探求だけでなく、産業界をはじめとして、実用的に役立つ汎用性の高いスパコンを目指して開発されたものだ。
ランキングの指標となる計算処理に特化せず、一位にこだわらない方針で実用性を追求。「省電力」、「アプリケーション性能」、「使い勝手の良さ」を重視したら、結果的に世界一に繋がったというエピソードは、小説(or プロジェクトX?)のような面白さですね。
また、利用できる産業分野を広げるためにパソコンでもお馴染みの"Arm"の命令体形を適用。「全世界に何百億も使われているArmのソフトウェアが直接利用でき」、「PowerPointさえも」動くというのはある意味凄いスパコンですね。
さらに個人的には馴染みの深いGCC、Python、Ruby、Eclipse、Docker、KVMも動くというのは非常に面白いですね。
ちなみに富岳は名前の通り「富士山のような高い性能と、裾野の広い能力を目指したもの」だそうですが、単純に一緒に作り上げた「富士通」由来でもあるんでしょうね。
この記事は結構長いですが、例えやエピソードが面白いのでIT系関連の人は是非読んでみてください。
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