未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)オンライン会議のちょっと待ってボタン

2021年の妄想ブログ:

 

なぜ、オンライン会議よりオフライン=リアルに顔を突き合わせた会議の方が良いという人がいるのか?

 

この問いに対する答えの記事は世の中に多数出ていますが、その中で個人的に同意できるのは「ノンヴァーバル(非言語)コミュニケーションの欠損」です。実際は欠損というより、身振り、手ぶり、顔の動きによる細かな感情表現が「伝わりにくいらない」という表現が妥当ですね。

 

例えば、対面の会議だと、本当に締め切りまで出来るのか?と尋ねられて「できます」と答えたとき、目の表情でその答え通り出来そうなのかなのか、自信がないけどその場の茶を濁したい回答なのかは何となくわかる気がします。

 

また、厳しい指摘をしたとき、答えが出るまで少し時間がかかったりすると、相手を観察すると同時に、自分は相手の立場から見てどんな言い方だったかと考えるきっかけになったりもします。

 

そんな風にリアルならば、無言でも「感情の発露」を感じ取ることができますが、オンライン会議の無言からにそんな意味を汲み取ることは無理ですね。

 

そんなことを考えていたら、同じ意見を持った人がいたようで、某オンライン会議アプリに"ちょっと待って"ボタンが実装されることが某ニュース記事に載っていました。

 

この"ちょっと待って"ボタンを押すと「頭を下げてお辞儀する人」のデザインのアイコンが画面上に表示されます。この"ちょっと待って"という名前はオリジナルの英語機能の"Just Moment"を翻訳したものですが、日本人的には"ちょっとお待ちください"というのが適切のようです。アイコンのデザインは日本人向けにカスタマイズしていますが。

 

実際、考えをまとめるので待って欲しいという意味でも使えますが、この機能の開発者が、直前に発言した人が回答者には即答できないなんらかの理由があるのか?とか、彼ら、彼女らの気持ちを考えるきっかけになり、この後、少しでも優しいコミュニケーションに繋がることを期待して開発したそうです。

 

もちろん、この機能があっても自分の感情や意識を本人が自覚しなければ意味ないですが、意思提示を躊躇している若手メンバーにとっては少しだけ"助かるツール"になるかもしれません。(そもそも意思表示することが憚(はばか)られる悪い意味の体育会系気質の組織では使いにくいですが。)

 

こちらは次のアプリ更新で使えるようになるそうです。多くの会社がオンライン会議の本格導入したのは2020年ですから、まだまだ改善の余地はあるかと思います。しかし、2023年くらいにはリアル会議の方が面倒という人が半数を超える時代になるかもしれませんね。

 

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