未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

失敗をいっぱいしよう

自分の本業はIT系の開発関係なので、たまにはそのあたりの話を。

 

昨年、こんな記事がありました。

gendai.ismedia.jp

タイトルは衝撃的ですが、実戦形式の着陸訓練を48回実施し、半分近い21回が墜落というだったと意味です。

「神様」と呼ばれる出題者が訓練を受けるチームに対しトラブルを引き起こす、またはトラブルの内容を書いたカードを渡す。チームはシミュレータ上ではあるが本番と同じ体制でそのトラブルを解決し、着陸を成功させる訓練だそうです。

神様が起こすトラブルは多岐にわたっていて、さらにいくつかのトラブルを組み合わせることもある。時には担当者がトイレに行ったまま帰ってこないという意地の悪いトラブルを指示することも。おそらく、この場合、このカードを受け取った担当はその内容を他のメンバーに伝えることもNGで、一人トイレに籠り、他のメンバーが自分の危機に気付き、何とかしてくれることを祈るしかないのでしょうね。

 

この訓練は運用手順の不備を見つけるという目的があるようですが、副次的にトラブルに慣れること、自分たちに自信をつけること、科学者と実作業者のコミュニケーション力がアップ、どうしたら危機を乗り越えれるかという想像力が身に着いたそうだ。

 

また、もうひとつ大きな成果として「やりたいこと」と「やれること」の境界線の見極めができるようになったとか。手の届かない場所で何度も簡単に再チャレンジできない作業。時間が限られ、思い通りで行かない世界で、100点満点は取れなくても可能な限り高得点を目指したいという思うとき、「やりたいこと」と「やれること」の境界線の見極めるスキルは非常に重要です。

 

これはサービス開始の締め切りまでに全てのバグは修正できないけれど、可能な限りお客様の満足度を上げるために、どのバグをどこまで修正するかを決定するシステム開発リーダーが必要なスキルと同じですね。

 

一方、最近いくつかのITニュースなどでNetflixのカオスモンキーの話をよく目にしました。カオスモンキーとはでわざとシステム障害を起こすためのツールのことで、自動障害復旧の確認や、手動の障害復旧訓練に使います。

www.publickey1.jp

こちらは2012年とかなり古い記事ですが、そんな前から使われていたんですね。

 

最近は簡単にサーバー構築できる分、規模が大きく、しかも複雑なシステムを扱うことが多くなったが、発生しうるバグを想定して全て検証することは非常に困難だ。それよりもトラブルが起きたとき速やかに復旧させることを重きを置くというのは、非常に近代的な品質管理の考えですね。

 

この考えは海外では結構浸透しているようですが日本ではまだまだです。自分の会社も例に漏れず昭和世代の上司を説得するのに苦労しています。

 

それにしてもIT以外でも日本は失敗を極度に恐れる文化なので、この考えが浸透しないというのは頷けますが。。。

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今週のお題「チョコレート」

出張でよくベルギーに行ってましたが、美味しいご飯が食べれるのが楽しみでした。

ベルギー料理の特徴というと、大量のフライドポテト以外はいわゆるフランス料理に近いですね。そして、そんな料理を食べた後、最後に食べるデザートがこれ。

バニラアイスにホイップクリームとたっぷりのチョコ。

しかも、まだ左奥の容器にチョコが残っています。

もちろん、チョコはベルギーらしい濃厚な味。

冷たいバニラアイスとの相性は抜群です。

しかし、カロリーは、、、というものの仕事の合間に写真を撮りに街に出かけていたので意外と太りませんでした。また、行きたいですね。

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