未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)小説家になろう 50歳からの挑戦で その2

2023年の妄想ブログ:

 

40、50代でアーリーリタイアして小説家を目指している人が増えていると前回のブログで書いたが、若者とは違うこの年代らしい分野の小説が盛り上がってるらしい。

 

先ず転生ものだが、歴史的有名人が転生するのが最近のトレンドだ。これそのものは珍しくないが今までは「現在」に転生するパターンだが、ここで流行っているのは別の過去の時代に転生するパターンで、別歴モノと呼ばれている。

 

例えば、武田信玄上杉謙信が明治時代に転生し、日露戦争の旅順攻囲戦(203高地)に参戦したとか、徒然草吉田兼好が江戸時代の文化文政のころに転生し、町人文化の低俗性に嘆きつつも最後には広報マンとして活躍したとか、中には坂本龍馬が戦国時代へと過去に転生し、織田信長たちと南蛮貿易を始めたとかというパターンも。

 

歴史的有名人が現在に転生するケースはその人物および関連人物の性格や個性を中心にドラマが進められていく一方で、別歴モノは前世と現世両方の時代の政治、科学、文化の背景も考慮されているものが多く、豊富な知識や経験を持つオジサン、オバサン世代ならではの分野ですね。

 

次に盛り上がっているのが職業モノですね。昭和時代の職業モノは警察・刑事、病院・ドクターの他パイロットなどの憧れの職業が多かったが、平成になると銀行員、出版編集者、納棺師など目立たなかったり、マイナーな職業にスポットライトがあたるようになりました。そして、ここで盛り上がっているのは「普通の仕事の普通の業務」ですね。特に人事、経理、法務とかが熱いです。

 

以前からそんなテーマを扱ったものはありますが、美人、イケメンの俳優が演じることで魅力をドーピングした実写ドラマの小説化したものか、仕事の失敗、取引やプレゼンなどのイベントでドラマ性をアップする小説が多かったです。

 

それに対し、最近は普通の仕事の日常業務がベースになっているものでヒット作が出ています。また、経理の仕事場が舞台になっていても一般的な経理の仕事の話ではなく、特定の、例えば家電量販店の経理とか、自動車部品の卸商社の経理とか、業種による特徴も加味した詳細に描写したものが多く、実務経験者ならではのリアルな小説が受けているようですね。

 

これら2つの分野の小説家の難点としては、1、2作はヒットするのですが、それ以降はネタ切れで次が続かないという人が多いようです。それでもその小説に関連する分野のエッセイや講演で小銭は稼げているようで、セカンドライフの仕事としてはなかなか楽しいみたいです。

 

50歳過ぎてもサラリーマンをやめられない自分から見ると、やはり羨ましいですね。

 

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(Picture By Pixabay)

 

今週のお題「下書き供養」

個人的には100記事に1回くらいは途中まで書いてボツにすることがあります。

一応、保存しておきますがほぼ使われないので、最近は保存もしませんね。

一期一会の精神です。(そんな崇高ではないですが)