今週のお題「好きなお茶」
お茶についてのいろいろを記事にしました。
ほうじ茶は安い茶?
自分の出身は静岡。朝昼晩の食事の後はもちろん、3時のおやつも夜の団欒も緑茶(煎茶か番茶)が当然でした。夏は流石に冷えた麦茶が多かったですがそれでも1日2回は緑茶でしたね。
そのころ(40年くらい前)、林間学校の食堂やドライブイン(今でいう道の駅?)のお茶はほうじ茶のことが多かったです。そして安く大量に供給するためか、正直言ってあまり美味しくなかったですね。
そんなイメージがあったので大人になってペットボトルで茶を買うときもほうじ茶は避けていました。しかし、十数年前、お茶を売る店の店先で焙煎している香りにつられ飲んだお茶が美味しかったため、評価が上がりました。さらに数年前のブームのとき石川県加賀のほうじ茶「棒茶」の贈り物をいただいたところ、香ばしい香りだけでなく味も楽しめることを知りました。品質の悪い茶を炒って香ばしい香りをつけることで誤魔化したほうじ茶とは一緒にしてはいけませんね。
紅茶と言えば日東、リプトン、トワイニングだけ?
子どものころ(昭和後期)、紅茶と言えばブランドは日東かリプトン(Lipton)でティーバッグが主流でした。そしてCMで茶葉をポットで淹れるトワイニング(TWININGS)というスネ夫のような金持ちしか買わないような高級茶があるということを知りました。
社会人になって上京すると都会のデパートにはメイソン・アンド・フォートナム(Mason and Fortnum)、フォション(Fauchon)、エディアール(HEDIARD)等のブランドの高級紅茶があり、茶葉もダージリン以外にもアールグレイ、アッサム、、ウバ、ニルギリなど様々な種類があることを知りました。
そして国立市に住んでいるころ、近所で個人独自で仕入れている葉々屋(今は府中市に移転)という店を見つけ、そこをよく利用してました。
最近はルピシアなどは日本全国のショッピングモールにあり、またネット購入もしやすくなったので紅茶専門店屋は珍しくないですが、昭和のころはこんな風になるとは思いもしなかったですね。
苦い、渋いだけでない烏龍茶
昭和後期にサントリーや伊藤園の缶入りの烏龍茶が登場したが苦い、渋いということで学生のころまで敬遠していました。大人になりビールで苦味がわかってくると、烏龍茶も美味しいと思えるようになりました。
そして、2005年仕事で上海に行ったとき、中国茶専門店で試飲。清々しい鮮烈な香りに烏龍茶(正確には中国茶)の概念が大きく変わりました。実は日本の高級中華料理店で使われている烏龍茶はこの店の一番安い茶。高級品質の茶しかないという話でした(少々大袈裟ですが)。それでも、当時はまだ中国の物価が安く、100gで500~600円でかなり良質の中国茶を購入することができました。
お気に入りは龍井茶。色は緑茶のような緑。香りも日本茶の新茶のような清々しさがあり、味は少し苦味があるが後味が爽やか。
ちなみに写真のお茶は50g入りで300円くらい。お土産に重宝しました。