今週のお題「あったか~い」
大学時代まで住んでいた静岡では富士山など山岳エリアを除き雪がほとんど降らず、また真冬でも日中ならば10度くらいまで上がるので、暖房に力を入れておらず実家ではコタツがメインでした。
とは言っても最低気温は氷点下を超える日も多く、寝るときはコタツでは役に立たず、息子ができてから帰省したとき耐えられずオイルヒーターを買って寄付してきました。
一方、北海道出身の人のあるあるのようですが静岡とか東京に来ると北海道の時より寒く感じるとか。どうやら、北海道では半袖Tシャツでも過ごせるくらい家の中はガンガンに暖房を入れるのが普通で、それに比べるとそこまで暖房を入れないこちらの家の中は寒いと感じるらしい。
これは欧州やアメリカの北エリアでも同じような感じらしく、冬に行ったイギリスやシカゴとかでもホテルやオフィスの暖房が暑いくらいでしたね。特にシカゴは連日氷点下20度を超える時期に行ったのですが(それでもピークは過ぎている)、オフィスに入り、コートを脱ぐとTシャツやブラウスで仕事をしていて、コーラなどの冷たい飲み物を飲んでいる人が多かったですね。
(2月下旬のシカゴ。川に氷が浮いています。)
(ミシガン湖の湖上の一部が凍っているのがわかります。)
個人的には石油ストーブやファンヒーターなどの燃焼系は酸素が減りやすいというのと上の方が温まりやすいということで頭がボーっとするので苦手なのですが、オイルヒーターや欧米でよく見たお湯を使ったセントラルヒーティングとかはいいですね。それでも暖房が強すぎて乾燥しやすいので、海外出張中は喉とかを傷めないように健康管理に気をつかいました。
それにしても北海道、欧州、アメリカ北部の人たちが暑いくらい暖房を入れるのは、冬の家の外は日中でも厳しい寒さと薄暗さで下がる気持ちを上げるための対策なんでしょうね。欧州の場合、天気が悪いだけでなく、緯度が高いので日が出ている時間が短かく、さらに太陽が地上に近い低い軌道を行くのでさらに暗く感じるとか。そうなると、家の中は暑いくらいにして陽気に過ごしたいという気持ちはちょっとわかります。
さらにクリスマスの飾りつけも盛大にしたくなるのもそんな理由からなんでしょうね。
(こちらは恵比寿のウェスティンホテルのクリスマスツリーです)
ちなみに今はコロナ禍で外国人旅行者少ないですが、欧州からの日本に観光へ行くなら秋がベストシーズンですが冬も人気らしい。東京近辺ならば欧州に比べると暖かいし、快晴の日も多く富士山も綺麗に見れるからだとか。
日本人から見ると、ちょっと面白い感覚ですね。