今回の出発地は尻手駅。
「尻手」と書いて「しって」と読む。
尻手と言うとついタモリ俱楽部のオープニングを思い出すような上品なイメージはありませんが、意外と由緒正しい由来があるようではまれぽのレポートによると
尻手の由来について不動産屋では、日本武尊がここで矢合わせ(合戦の合図の矢を打ち込むこと)をしたことから、矢尻の方向が尻手となった
だそうです。
南武支線は川崎臨海部の工場エリアを走る文字通り南武線から分岐した支線、日中は1時間に1、2本しか止まらない都会の中のローカル線です。
この線路の西側にはもう一本線路があり、その線路は新鶴見機関区から来た貨物列車用の線路で、もう少し先の地点でこれから乗る南武支線と接続します。
南武線と言うと黄色とオレンジのカラーリングですが、
南武支線は黄色と緑色(浅葱色?)です。
座席は音楽のまち川崎らしい音符やト音記号を使ったデザインになっています。
この辺りは尻手以外にも八丁畷(はっちょうなわて)など難読駅、珍名駅が多いです。
ちなみに畷とは「田畑の中の道」で、昔ここには田んぼの中を走る八丁(約870m)の真っすぐな道があったそうだ。
なお、こちらの看板が新しく見えるのは2016年に新設された小田栄駅に合わせて作り替えたからです。
これ以外の駅から見える景色はこんな感じ。
草に覆われて朽ちている機関車を発見。ラピュタ感がありますね。
ここから鶴見線に乗り換えますが、同じ浜川崎駅ですが直接繋がっていないので、一度駅の外に出ます。といっても改札はありません。
駅の出口の看板には電車のカラーリングと同じ黄色と浅葱色のベースに音符がデザインされています。
人が乗れる南武支線はここで終わっていますが線路は翁町駅方向の鶴見線にも繋がっていて、貨物列車が乗り入れることができるみたいです。
そして駅を降りると懐かしいコカ・コーラの看板が目印の「浜川崎商店」があります。
こちらはおでんが名物の立ち飲みの居酒屋。
列車本数が少ないので、工場から帰って乗り換える待ち時間にちょっと一杯という感じでしょうか。
改札はないですが、SuicaのICカードはここでタッチが必要です。
こちらはホーム。昭和感が残る木造の建物です。
鶴見線は黄色と水色のカラーリングです。
3つ目の浅野駅で下車。
ちなみに一つ手前の安善(あんぜん)駅と言うのは工場の街らしくていいですね。
こちらの駅舎はこじんまりとしています。もちろん、改札はありません。
紙の切符はここに入れます。
近くに大きな公園があったので、
花壇のチューリップを見ながら昼食休憩。
(つづく)
今週のお題「575」
あこがれの アジアリタイヤ 南武線
南武線と言うと数年前古い列車がインドネシアに輸出される話がありました。
日本では最新型に比べ、燃費が悪い列車でもアジア地域の国ではエアコン付きの列車ということで需要が高いようです。
昔、サラリーマンが4,50代くらいでリタイヤして、物価の安いインドネシア、タイ、マレーシアでのんびり過ごすというのが流行ってましたが、今は日本と比べてそれほど物価の安くないのであまり聞かくなくなりましたね。
ちょっと憧れがありましたね。海外でのリタイア生活。