前回の豪徳寺散歩の続きです。
堀や土塁が少し残っているくらいで、ほとんど普通の公園ですが
石垣も現代になってから積んだものですね。
世田谷城は江戸時代前には廃止、目立った戦いの舞台になることもなかったのでそれほど有名ではないですが、ここの城主だった吉良家は忠臣蔵で有名な吉良上野介の先祖だったそうです。
城跡から徒歩1分くらいのところにある烏山川緑道を北上。
昔の川だったところを緑道として整備しているので、たまに橋の跡がありますね。
その東側にあるのが若林公園。一見、普通の公園ですがその一角には
明治時代(日露戦争のころ)、首相を務めた桂太郎のお墓があります。
桂と言うと小五郎=木戸孝允のほうが有名ですが、西園寺公望と交替で総理職を勤めて桂園時代と呼ばれていたことを聞くと、日本史を勉強した人は思い出すかもしれませんね。
こちらは吉田松陰の銅像です。安政の大獄により30歳で処刑されたが、その若さで高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋などの明治時代に活躍した偉人たちに多大な影響を与えた人物だとは、もし現代に生きていたら超大物インフルエンサーなのかもしれませんね。
こちらにはお墓もあります。
こちらは本堂です。ご利益は学力向上、合格祈願ですね。
本堂の脇には長州(山口県)萩の松下村塾を再現した建物があります。
この脇にも銅像があります。先ほどの像に比べ、若干漫画っぽい表現になっていますが。
こちらの絵馬は2種類。
こちらは世田谷線と環七が交差するところ。
遮断機のある踏切ではなく、信号がついた道路交差点です。
半分路面電車のような珍しいスタイルですね。
こちらの線路から東側を望むと三軒茶屋のキャロットタワーがあります。
ニンジンみたいな色ということでキャロットタワーだそうです。
このビルの26Fは展望エリア、無料で利用できます。ただし、最近は有料のカフェエリアでないと座るところがなく、ゆっくりくつろげないのが難点ですね。