今回の散歩は横浜の野毛です。
野毛という地名は横浜近隣に住む人以外ではマイナーですが最寄り駅は横浜のメジャー観光スポット「みなとみらい」と同じ桜木町駅、東側に行けば「みなとみらい」、西側に行けば「野毛」になります。
駅改札を出て西側に行くと「野毛ちかみち」の入り口がすぐ見つかります。
野毛はこの看板のピエロに代表されるように「大道芸」で有名な街です。年1回催される野毛大道芸イベントは規模も大きく、Wikipediaによると愛知県の大須大道町人祭、静岡県の大道芸ワールドカップin静岡と並び、日本三大大道芸の1つに数えられているとか。(日本三大と言っても大道芸そのものがマイナーなので知名度は微妙ですが。)
駅前には大きな通りがありますが野毛と言ったら
こちらの路地。野毛小路には小さな飲み屋が軒を連ねています。
竣工は昭和58年(1983年)。中はまさに昭和感満載の懐かしい感じです。
こんな感じで野毛には昭和的な店がたくさんあります。
時計屋というと高級感を前面に出した店構えが多いんですが、こんな田舎の雑貨屋みたいな庶民的なお店も。右側のメガネをモチーフにしたデザインもイケてます。
こちらは昭和歌謡バーのバーカモメの看板。この絵は昭和時代にサントリーのアンクルトリスで有名になった柳原良平氏のイラストです。どうやら柳原氏は無類の船好きということで横浜の山手に住んでいたとか。野毛から見て桜木町駅をはさんで反対側にある「みなとみらい21」のこの地名は一般公募で選ばれたものだが、選考委員であった彼が一次選考で落ちたこの名称を拾い上げ、強く推したことで最終的に採用されたという逸話があるとか。
センスと言われても、もう少し看板をきれいにしたほうが良いような。。。
地方に行くとたまに見ることがあるこの床屋の看板ですが、横浜の繁華街で見るとは思いませんでしたね。
東京の神保町を除くとブックオフ以外の古本店はなかなか見られなくなりましたね。
また、飲み屋が多いということは、、、JRAのWINS(場外馬券売り場)があったりします。
そして、松葉寿司の前にある昭和の大スター美空ひばりの銅像。美空ひばりは横浜市磯子の出身。この野毛にあった横浜国際劇場にて11歳でデビュー。こちらは12歳のときの主演映画「悲しき口笛」の燕尾服姿だそうです。
12歳なのに貫禄がありますね。
実際、歌っている映像を見るとこの銅像以上に貫禄がありますが。
ここからさらに南へ進むと京浜急行の日ノ出町駅前の日ノ出町交差点に出ます。
そして東側に行くと大岡川が流れています。
この川も何か昭和っぽい感じがしますね。
(つづく)