前回の横浜野毛散歩の続き。
桜木町駅西側の庶民の繁華街と動物園の後は東側のみなとみらい地区へ。
ショッピングセンターのコレットマーレ横の駅前広場には週末になると、
大道芸人がパフォーマンスを披露してます。
単純にみなとみらいの観光エリアに近く、多くの人が集まるからという理由だけでなく、野毛が大道芸の聖地であるという理由もあるようです。
そして2021年、このみなとみらいに新しくできたのがこちらの「横浜エアキャビン」です。いわゆるロープウェイですね。
ロープウェイというと地形の影響を受けにくく敷設が容易ということで、スキー場や山頂の観光地と地上を結び、自然の景色を楽しむのが一般的だが、こちらはみなとみらいという都会の景色を楽しむためのものです。
都会のロープウェイというと1951年(昭和26年)渋谷駅前の東急百貨店東横店と75m先の玉電ビルを結んだ空中ケーブルカーというものがあったそうです。乗車は子どものみ。往復して景色を楽しむだけで移動には使えない大規模な遊具だそうですが大人気だったそうです。しかし、玉電ビル側の開発により僅か2年で廃止になったとか。スクランブル交差点のすぐそばにそんなロープウェイがあったら乗ってみたかったですね。
それから70年後、都市型ロープウェイが横浜桜木町で復活したというわけです。(循環式都市型ロープウェイとしては日本初ですが) 奇しくも桜木町は昔の東横線の終着駅。渋谷から桜木町という何かしらの因縁を感じますね。
こちらがキャビン。2021年の最新型という感じですね。
定員は8名ですが、だいたい2名から4名くらいのカップルから家族で8名乗ることは少ないみたいですね。
シートも綺麗です。
高さは40m。ビル14階くらいでしょうか。眼前には汽車道、左前方にはコスモロック(観覧車)とインターコンチネンタルホテルが見えます。
振り向くとランドマークタワーが見えます。
まもなく終点運河パーク駅。ショッピングセンターのワールドポーターズが見えます。
片道630m。約5分の旅です。料金は大人片道1,000円、往復1,800円。
正直言って、なかなかの贅沢です。
運河パーク駅からは人気観光スポットの遊園地コスモワールドやカップラーメンミュージアム、また少し歩けば赤レンガ倉庫などへすぐアクセスできます。
こちらはアニヴェルセルみなとみらい。一見、アミューズメント施設のようですが結婚式場です。ということで一般利用できないように見えますがカフェもあるので、エアキャビンやランドマークなど湾岸エリアの景色を眺めながらアフタヌーンティーを楽しんだりできるそうです。
帰りは汽車道を徒歩で行きます。徒歩でも約10分ですからね。
下からエアキャビンを眺めながら歩くというのも今までにない新たな風景でこれはこれでいい感じです。どうやら、キャビンが光るらしく夜の風景も良さそうです。
ここで振り返ると、コスモロックとエアキャビンの夜景が楽しめそうです。
こちらの橋を超えるとまもなく桜木町駅です。
今回の散歩では昭和のノスタルジックを感じる「野毛」と、水辺の観光地であり、ロープウェイに超高層ビルが並ぶ「みなとみらい」の桜木町駅の表と裏を堪能することができました。今度は両方とも夜に訪問してみたいですね。