2023年の妄想ブログ:
2020年のコロナ禍以降、在宅ワークでWEB会議というのはかなり浸透した。そこで使うアプリやWebサービスはZoom, Microsoft Teams, Google Meetなどあるが取引先によってどれを使うかは結構バラバラだったりする。そしてIT系ではルーターでお馴染みのCiscoのWebExとか、こんなのあったんだというのも時々見かけたりする。
それぞれのアプリではヴァーチャル背景が用意されたりしているが、アプリ毎にわざわざ設定するのが面倒でデフォルトのままで使い部屋にある趣味の物が映ったという失敗話をよく聞いた。
そうなるとリアルな背景として部屋の中を整えておくのが無難だと考える人が出てきて、そんな人をターゲットに売り出された「教授の本棚シリーズ」と呼ばれるグッズというか家具が現在注目を集めているらしい。
教授の本棚アルファは革張りの洋書の背表紙部分の1.5cm部分だけを10数冊張り合わせたものだ。使い方は簡単で既存本棚の前面にそれを置くだけ。人に見せたくない趣味の本が並んでいる本棚もこれを使えば大学教授の書斎のような雰囲気に。
ただし、本棚が少々高級でないと革張りの洋書は似合わないので、そんな人向けにはビジネス書やIT技術書や純文学小説などの国内の少しライトな感じの背表紙を集めたものも用意されているそうだ。
いずれにせよ、これならば最近の高画質WEBカメラでも表だけ見れば本物なので偽の本だとバレることは先ずないようです。とは言うものの用意されている本のパターンは10種類なので知っている人が見るとバレたりしますが、そのあたりにこだわる人向けに価格は2倍になりますが組み合わせや並べ方をカスタマイズするサービスも用意されているようです。
次に教授の本棚ベータですが、奥行き8cmほどの本棚の全面部分を再現した家具。もちろん、教授の本棚アルファのダミー背表紙本もセットになっていて、奥行きはないですが黒い塗料を上手く使って高画質WEBカメラで撮影しても自然に見えるそうです。また、本棚としては洋書でもぴったりな高級感もあるので
この商品は何もない壁の前に置いても良いですし、左右に動くタイヤがついていて自分が今使っている本棚の前に置くことも可能になっています。ちなみにカメラから映らない下の部分は普通に棚として使えるようです。奥行き10.5cmの単行本ではちょっとはみ出してしまうがフィギュアなどに置くのにはちょうど良いとか。
最後に教授の本棚ガンマは背表紙を並べたパネルです。アルファと同様に既存本棚の本の前に置くだけ。パネルなので高精度カメラで見ると偽物とばれてしまうが値段はアルファの1/10。どちらかというとWEB会議の一種のマナーとして偽物でもいいからお客様にみっともないものを見せないということで個人ではなく企業が買って従業員に貸し与えているケースが結構多いとか。
まだ教授の本棚ガンマ以外はそれほど売れていないが、メーカー側は今後ノートPCに付属していているWEBカメラの性能がアップすると売れてくるのではと期待しているようだ。
個人的には最初は見栄でこんなのを買うのはどうかと思っていましたが、マナーのために買うというのは少し賛同しますね。
(Picture By Pixabay)