未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

心のパンツを脱ぐ覚悟 書籍感想:神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する

今日はこちらの「神・文書術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する」の感想です。

 

 

作者はフミコフミオ氏。はてなブログで読者登録数が1万を超える人気ブロガー。奥さんに頭が上がらない中間管理職オジサンのヘビーな生活をクスッという笑いを交えながら楽しく読ませてくれる中年の味方ブログです。

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こちらタイトルトップの「神・文章術」だけ見ると文章の書き方を解説する本のように思えますが個人的な見解でまとめると「文章を書き捨てすることでより良い人生を送ろう」という指南書ですね。

そして、タイトルには入っていないですが「書き捨て」というのがこの本のキーワードであり人生を良くするためのパワーワードになっています。

この中で言う書き捨てとは、自分の中で悩んでいる、何かモヤっとしているとき、とにかく言葉にして書き出し、そして捨てること。人に見せるためでもなく、また後でそれを見返すために残すわけでもなく、文書化するのが目的でそれが終わったら綺麗さっぱり捨ててしまうというものだ。

えっ、本当に残さなくてもいいの? 勿体ないのでは? 意味があるの? という疑問に対しても書くことで整理され、その時点で血肉になっているから心配ない!ということを丁寧にもっと良い表現で本書内で解説されています。

この考えは私自身は書き捨てというより描き捨てという形で、よく会社のホワイトボードでやってました。自分の悩みと言うと仕事がら技術的な課題が多くて、それぞれの部品や課題を書き出して矢印で結んで関係性を描いたり、ベン図的に切り分けたり、図形で表現することで頭を整理。ホワイドボードは直ぐに消されますが、後日、その整理した内容を基に設計書を書いたり、部下に指示を出したりしてました。ほぼ同じようなことを実践してたんですね。自分のやり方が少し肯定された気分になりました。

と脱線しましたが、この本は書き捨ての考えを中心に前半は書くことをするとどんな効果があるか、書くための技術(コツ)は、それが最終的に仕事、人生にどんな影響を与えるか、そして継続して書くためにはという内容を解説していて、後半は具体的な実践方法を小説形式で提示しています。

 

そして、この中では書き捨て以外にも「正しくブレて生きる」など随所にライフハック的な教訓が含まれていますが、あくまでも個人的に一番感銘を受けたのは「心のパンツを脱ぐ覚悟」です。

ブログを本格的に初めて3年半経ち、結構自分のことを曝け出してきたつもりですがまだリミッターがかかっていること、この「心のパンツ」までを脱ぐところまでいっていないとにハッと気づかされましたね。昔、弾けるは恥けるという言葉が行った人がいましたが、50歳過ぎてある程度何が怖いがわかってきたので、もう少し弾けていいかもしてないと勇気づけられました。

 

というような本ですが、この本は後半の小説の主人公から察するに30歳前後の社会人がターゲットと推測されますが、面倒くさい部下が増えてきて、上司からの課題難度もアップして、体力も含め勢いだけで対処するのが難しいと感じ始めたアラフォー世代に現役サラリーマンからの応援歌として是非読んで欲しいですね。

 

ところでフミオ氏はブログや各種商業記事をこなしつつ、この質と量の書籍を書き上げるとは本当凄いですね。一体いつ部長の仕事をしているのか。。。その点でも尊敬できますね。

 


今週のお題「現時点での今年の漢字

 

自分の今年の抱負を漢字で表したら「小」です。

大きな風呂敷を広げず、小さくて良いからコツコツ実行することを心掛けたいですね。

また、この本の影響もありますが小説ももう少し本腰入れてみようかと思います。

早速、ドラえもんの二次創作でひとつ書きました。いろいろ書き直したい点が多いですがいつまでも完成しそうになかったので。。。先ずは完成させること。今年はそこはブレずにチャレンジしていきたいですね。