未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

成果が不確定な努力をしない若い世代へのエール

少し前、若い世代は努力が嫌いなんじゃなくて「成果が不確定な努力を嫌う傾向にある」というtogetterのまとめがあり、自分もなるほどと思った。

 

togetter.com

 

昭和世代のオジサン、オバサンたちが言う、何でもいいから「根性」で血反吐を吐いてでもガムシャラ(死語?)に努力すれば、何らかの実になるという根拠のない考えに比べたら3倍現実的です。社会人生活で何度も経験していますが、方向性が間違った努力は本当無駄ですから。しかし、それを妄信していた世代には理解されにくいでしょうね。

 

それでも、その世代が信じている根性努力も100%否定できるものでもないと個人的には思っています。

 

若い世代は生まれたときからインターネットがあり、わからないことがあれば、ググったり、SNSで検索すれば正解が得られる世界の中で育った世代。その世界にどっぷり浸かっていると、正解がない、または正解を見つけることが非常に困難なことがあるとは思わないんでしょうね。確かに筋肉のトレーニングみたいな、適切は方法で努力を続ければ高確率で成果が得られるもののであれば良いですが、自分の天職を見つけるなんてものは指南本など多数のメソッドが世にあふれているが万人が高確率で成功するものはまだありませんね。

 

これは「腹筋 トレーニング」と数個のキーワードだけでピンポイントで自分がやりたいことを適切に表現できるのであれば良いのですが自分の天職を見つけたいという場合、単純に「自分の天職」で検索しても満足のいく回答が得られないのは、「自分」というものが人によって大きく違い、それが表現できていないためですね。

 

「自分」とは? 例えば人見知りしない、深く掘り下げて考えるのが得意とか。しかし、人見知りしないというのも傍若無人なだけの場合好かれているわけではないのでメリットとも言えなくなる、つまり客観的に評価できた言葉で表現できているかというのはカギになったりします。

 

また、得意なものばかり並べるのではなく、不得意なものも重要であったりします。自分の場合だと書類仕事は無理ですね。書類仕事がNGであることを入力せず、Excel使えます、計算式得意ですという情報だけだと経理がお勧めとか提示されるかもしれませんが、キッチリと書類を書く仕事がメインになるのは絶対無理です。

 

とは言うものの書類仕事が全てNGというかというそうではないです。割合の問題でその仕事が全体の10%くらいならば許容できます。キーワード指定だとゼロか、イチかみたいな判定に陥ってしまうのも問題ですね。

 

一方、「天職」というのも個人によって定義が違っていたりします。「世界に唯一無二の仕事をしたい」とか、「多くの人のためになる仕事をしたい」とか、「ストレスなく、のんびり過ごしたい」とか。。。

 

そう考えていくと、WEB検索はもちろん、転職エージェントに相談するにしても自分のことがちゃんと分析できていないと難しかったりします。

 

そして、成果が不確定な努力を嫌がる一方で、どの方向に進めたら良いか迷ってしまい結果的に何もせず、ただただ年を取ってしまうことにもなりかねないですね。

 

そんな風になってしまうのであれば、成果に結びつかないかもしれないが、何か選んで昭和世代のようにガムシャラに努力して、その中から何かしら得るものがあり、そこで自分の方向性を見つけていくのもアリかと思いますね。

 

ただし、モノによりますが3年はやらなくても良いかも。真剣に取り組むことが前提だけど、半年から1年くらいあれば十分かな。

 

まだ、日本だと転職を繰り返すことはあまり好ましく思わていないので、この方法が最適とは言えませんが、若いときの2度3度の転職ならばまだ何とかなるし、何もせずモンモンと過ごすより10倍は意味があると思います。

 

ということで、ガンバレ若人!

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