今回のお題にそって、この夏見たいお勧めの作品を紹介します。
アニメ放映は4月から始まり2クール目。全25話中18話とだいぶ佳境に入ってきているのがサマータイムレンダ。
舞台は和歌山県にある離島。主人公の網代 慎平が以前居候していた食堂の長女、小舟 潮(うしお)の葬儀のために東京から戻って来たところから始まる。
最初は島という閉鎖空間で殺人事件の犯人を見つける物語かなと思ったら、「影」と呼ばれるドッペルゲンガーみたいな存在が、、、とこれ以上話すとネタバレになってしまうのでストーリーに関することはここまで。なんせ、最初の方のシーンで潮の妹 小舟 澪(みお)の〇〇〇まで謎解きの大事なキーになるくらいですから。
ジャンルとしてはタイムリープ(時間を巻き戻す)の謎解きサスペンスであり、ホラー。
話の中ではちょっとコミカルな部分もありますが、恐怖で手に汗握るシーンが多い。そして、安心できる流れかなという感じで最後の1分で一挙にピンチへ。えぇっとここで今回は終わりというケースがかなり多い。実は原作の漫画は全13巻に対し、アニメはほぼその2倍の25話。だから漫画単行本の区切りとアニメ2話の区切りが同じになっていると予想。だから、丁度良くアニメの最後にクライマックスを持ってくることに成功しているかもしれませんね。
また、タイムリープものなので、何度かやり直して、正解に辿り着くという流れはあるが、その回数や戻り方に制限があったり、あるデメリットがあったりとその縛りが話を面白くしています。
主人公 慎平の声優は花江夏樹氏。「鬼滅の刃」の竈門炭治郎と同じ。自分の意志に関係なく、なんか大きいものを背負わなければならない役柄が似合っていますね。
また、個人的には第1クールのオープニング、マカロニえんぴつの「星が泳ぐ」のけだるいながらも、逃げずに運命に贖おうとする感じが好きです。
続きが気になって原作の漫画を読みたい気持ちもありますが、残り7話、1週1週楽しみに待つのもの悪くはないですね。
それにしても、以前別の記事でも書きましたが、シュタインズ・ゲートや時をかける少女などタイムリープのドラマの季節はとにかく夏ですね。この作品ではタイトルにまで「夏」が入っていますし。
終わって欲しくない夏休み、何度も繰り返したいという気持ちからタイムリープ=夏という考えが多くの人の共感を得ているのかも。