未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

黄門様の庭園で紅葉を楽しむ(小石川後楽園)その1

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

今回の散歩は水道橋駅からです。

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JR中央・総武線各駅停車の駅で駅ビルもなく、こじんまりしてますが、東京ドームの球場や遊園地などの最寄り駅として有名な駅です。

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また、ボクシングや格闘技の名勝負が行われている後楽園ホールや場外馬券売り場などのオジサンのエンターテイメントでも有名ですね。

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そして、今回はその俗っぽい世界とは正反対のもう一つの後楽園、小石川後楽園を訪問しました。場所は東京ドームや後楽園ホールの西隣。そもそも東京ドームも昔は後楽園球場。こちらの小石川後楽園が先で本家本元、後から球場やホールがその名を冠しただけですね。

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この後楽園は水戸徳川の初代藩主徳川頼房の命で築いた庭園を、あの水戸黄門でお馴染みの二代目の光圀が改修、完成させたそうだ。徳川家の縁があるのでの葵の御紋の提灯がありますが水戸黄門の印籠を思い出しますね。

ちなみにこちらは東門。水道橋駅から訪問する場合はこちらが便利です。

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訪問したのは11月28日。

若干枯れている箇所もありましたがほぼ紅葉シーズンのピークでした。

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庭園の中からは東京ドームの白い屋根が見えます。右側は後楽園ホールの建物です。

本当に隣にあるんですね。

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後楽園の名前はWikipediaによると光圀が敬愛していた明の儒学者 朱舜水による選名。中国の笵仲淹「岳陽楼記」の先憂後楽(天下の楽しみごとは人々に楽しんでもらってから、(為政者の)自分はその後で楽しむ)という考えから来ているそうだ。ちなみに岡山の後楽園と名前の由来は同じですが、両者は特に関係があるわけではないとか。

こちらの庭園はこの名の通り早い時期から一般開放されていて民衆に愛されていたそうだ。ただし、こちらの池の付近は大名屋敷のプライベートエリアにあたる内庭です。

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雪吊りの向こうに見えるのは唐門です。

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こちらは私的エリア内庭と後楽園との境界にある門にあたり、太平洋戦争で焼失したが最近復元したばかりだそうです。

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こちらの木曾の山道を模した石畳の道を抜けると後楽園に出ます。

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ここは百人一首の「ちはやふる」でお馴染みの竜田川を模したもの。

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こちらは涵徳亭。名付け親は4代将軍・徳川家綱から8代将軍・吉宗まで幕府に仕えた儒学者 林信篤。と由緒ありそうな建物ですが茶屋です。リーズナブルな値段の定食や甘味が楽しめます。

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そして、この建物から北側の紅葉がちょうど見頃でした。

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(つづく)