未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

東京都(多摩地域)の珍しい町名・大字

前回の神奈川県に続いて東京都(多摩地域)の珍しい町名・大字を紹介します。

谷保(国立市)

読み方はやほ。ローマ字だと"yaho"ですね。Yahoo!と間違いそうです。

ここは南武線の同名の駅もあるので比較的有名です。電車のアナウンスはもちろん、「次の駅はやっほぅ、やっほぅ。」

また、湯島、亀戸に続き関東三大天神である谷保天満宮も有名ですね。ちなみに天満宮の方の読みは「やほ」ではなく「やぼ」で「やぼてん」と略されることも。「野暮天」や「野暮ったい」の語源になったとか。

ちなみに昔"yaho.co.jp"というドメインのメールアドレスで怪しいメールが来ていたようですが、もちろん谷保とは関係なく"yahoo.co.jp"を偽装したものです。

百村(稲城市)

読み方はもむら。「も」は「百」ではなく、いなぎ歴史探検のサイトによると、平安時代の高貴な女性の十二単などで見かける腰から下のヒラヒラの「裳(も)」からきているとか。三沢川や竪谷戸川に沿った山襞(やまひだ)の多い盆地形が裳に似ていたから名付けられたらしいです。

最寄り駅は京王相模原線の稲城駅。また、12月に男子ゴルフの日本一を決めるゴルフ日本シリーズJTカップが行われる東京よみうりカントリークラブこのそばにあります。

福生(福生市)

読み方はふっさ。この地名は結構有名ですが住所を市の部分から言うと「ふっさしふっさ」と髪が淋しくなる50代としては少し羨ましい地名です。

福生と言えば米軍の横田基地ですね。基地の開放日には軍輸送機の見学できるだけでなく、生のカントリーミュージック演奏と共に、雑な感じが魅力的な巨大ステーキなどのアメリカ料理が楽しめます。また、基地に隣接する国道16号線福生ベースサイドストリートと呼ばれ、軍の払い下げ品だけでなくアメリカンな小物や中古衣料を売っている店もあり、少しだけアメリカ旅行気分が味わえます。

こちらの写真は4年前の横田基地日米友好祭の様子です。最近はコロナで中止になっているますが今年は復活して欲しいですね。

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草花(あきる野市)

読み方はくさばな。調べたが名前の由来はわかりませんでした。江戸時代には「上草花村」、「下草花村」という村があったそうです。多くの地名は有力者の苗字以外はその地域の何らかの特徴を表す名前になったりしますが、草や花はどこにでもあるので草花というのはある意味何の特徴も思いつかない地名ですね。

この場所には特に何かあるわけではないですが地域の境には多摩川が流れていて、対岸には玉川上水の出発地点、多摩川から水を引く「羽村取水堰」があります。

ちなみにあきる野市にはあきる(秋留)とか、おつ(乙津)とか、音的に面白い地名もありますね。