前回の飯田橋駅散歩の続き。
次に訪れたのは神楽坂。
写真の撮り方が悪いのか坂に見えませんが結構勾配はあります。
よく見るとコボちゃんがいます。1982年4月1日から読売新聞朝刊の4コマ漫画として連載、まもなく40周年ですね。コボちゃんの作者、上田まさし氏がここ神楽坂に長年住んでいるとか。コボちゃんは神楽坂生まれだそうです。
不二家のペコちゃんみたいに季節に合わせて衣装が変わるようですが、今回は雨だったのでレインコートでした。
少し戻って坂の上、ここにあるビルは
音楽之友社の本社ビル。個人的にお世話になったことはないですが、音楽の楽譜といえばこの会社ですね。隣の別館には大きくはないですが本格的な音楽ホールの「音楽の友ホール」があります。
こちらの狛犬は虎です。毘沙門天は寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻にこの世に登場したことから来ているらしいです。 寅年ということで今年お参りすると良いそうです。
これ以外目立ったスポットがない神楽坂ですが、こちらの見どころは路地裏ですね。
坂と交差している路地や坂と並行に走る小さな道が良い味を出しています。
この日はあいにくの天気だったのですが家の前の勢いよく育った植木たちの緑が街に潤いを与えてくれます。
こちらの小さな指圧屋の松も立派ですね。
石畳の細い路地。
昔ながらの料亭がいくつか残っています。
神楽坂は江戸時代は武家屋敷を中心とした街、明治時代は尾崎紅葉や坪内逍遥など文人などに愛された街ですが、昭和に入り花柳界の街に。政界の要人たちが通う街になりました。
特に有名なのは田中角栄。ここ神楽坂で芸子をしていた辻和子に350坪の土地と家を与えたとか。また、神楽坂本通りは時間帯によって一方通行の向きが変わる珍しい交通規制が導入。朝、目白の自宅から国会議事堂に行くのと、夜、帰宅するのに便利なように導入したという噂があるとか。
このあたりはかくれんぼ横丁と呼ばれています。
こちらの割烹越野さんは残念ながら昨年10月にお店を閉めたそうです。
和食の店は千は人気の割烹。
和牛が美味しいという噂の翔山亭。
割烹以外もこんな個性的な看板のある店も。
本多横丁にあるサクレフルール。パリのモンマルトルにある名店で日本初上陸だそうです。こちらは見た目通り肉料理の店。がっつり肉を楽しむための店のようです。
という神楽坂ですが食べログで見ると評価3.5以上が200件以上あるとんでもないエリアですね。飯田橋駅は交通の便も良く、食の街であり、それでいて風情がある。住みたい街として人気があるというのも頷けますね。