荻窪散歩のつづき。
荻窪駅はJR中央線の駅だが快速停車駅である。さらにそれだけでなくJR総武線、東京メトロ東西線も止まり、丸ノ内線の終着駅でもある。このため、特別快速が停まる国分寺、立川ほどではないが駅前には大きなロータリーがあり結構賑やかな駅である。
また、昔から駅ビルのルミネや
タウンセブンというショッピングセンターがあったりします。
また、駅周辺には商店街が多く存在しています。駅北口側は青梅街道沿いに荻窪北口前通商店街、荻窪銀座街、荻窪駅前商店街、教会通り、、、と
反対側の南口側もすずらん通り、南口仲通りなどの商店街があります。地方都市の中心駅でもなく、また区役所があるわけではないが、駅の両面で10を超える複数の商店街がある大きな繁華街になっているのは珍しいですね。
それにしても、この荻窪の商店街はレトロで個性的な店が多いですね。
この通りの由来である白山神社があります。ここには神様から境内の萩で箸を作って食事をしなさいとお告げに従ったら歯痛が治まったと逸話があり、歯痛除けで有名だとか。50年以上前の改築で古い社殿を壊した時、関係者がびっくりするくらい多数の萩の箸が出てきたそうです。かなりご利益がありそうですね。
また、境内には猫の石像が多数あるが、改築時に十二支の瓦が奉納されたが、神主が仲間外れにされるのは可哀想と猫の石像を置いたのが始まりだとか。こちらは猫の持つ玉から水が出る珍しい手水舎。これもかなり珍しいですね。
ちなみにここにも井戸ポンプがあります。しかもここも現役で使えますね。
そこから環八を超えて、地下道で中央線の下をくぐり東側に7,8分くらい歩くと、地元の名主である中田家の屋敷内で、明治天皇が休憩に利用した建物が残っています。
といっても張りぼてという感じで、門部分しか残っていませんが。
ちなみにこの建物の裏に少しだけ見えるビルにあのアニメ制作会社のサンライズが最近本社が越してきたそうです。なお、内輪ではホワイトベースと呼んでいるそうです。
さらに東へ1分くらい行ったところにあるのが西郊ロッヂング。昭和初期の建物で登録有形文化財に登録されていますが、こちらは元々旅館だったのですが今は賃貸住宅です。空き部屋が出れば文化財に住むことが体験できます。荻窪駅徒歩6分の閑静な住宅街で築84年と古いけど便利な場所ですね。
ちなみにこちらは新館で裏にある本館は今でも旅館を営んでいるそうです。1泊6,000円から。怖いもの見たさにちょっと泊まってみたいですね。