未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

閉館前に行こう。土方歳三資料館へ

高幡不動散歩の続き。

高幡不動には参拝者が多く集まるということで参道には彼らをターゲットにしたお土産の店が多数あります。高幡まんじゅうに、

高幡不動せんべい。また、「開運」とつけている店も多く、

開運そばや開運天丼も。こちらは人気の四八(よんぱち)天丼。えび・イカ穴子・かぼちゃ・オクラで税込み540円と格安。この日も多くの人が並んでいましたね。

そして、その隣は整体院ですがシャッターには店とは関係なく新選組近藤勇土方歳三が描かれています。

ということで、そろそろ土方歳三資料館を目指します。

高幡不動駅まで戻り、そこから延びる多摩モノレールに沿って北東方向に進みます。

昼食のオニギリを食べようと浅川の河川敷に行くと、

馬が歩いてます。

こんな住宅地で馬を見るのは久しぶりです。25年くらい前の国立市に住んでいたころ、「国立乗馬クラブ」があり、早朝、道路を散歩している馬を見たことがありますが、それ以来です。

どうやらこの近くにある馬カフェ「マリヤの風」の馬のようです。

トレッキング60分コースで平日14,000円から。90分コースだと馬で川に入ることもできるそうです。ちょっと面白そうですね。

ちなみに馬は軽車両。自転車と同じ扱いです。免許はいらないけど粗相をするので、そちらのケアが必要。量が半端ないのでかなり大変です。

河川敷の緑と馬。相性が良いですね。

こちらは伊十郎屋敷の長屋門土方歳三の生家の隣で歳三の親類にあたるそうです。こちらの息子宛てに出した近藤勇からの天然理心流の稽古を誘う手紙を持って、歳三がこの門をくぐったという言い伝えがあるとか。そもそも隣の家なので頻繁にこの門を出入りしたと思いますが、近藤勇と絡むとさらにありがたみが増しますね。

そして、この左隣土方歳三の生家跡であり、資料館です。ただし、生家跡と言っても厳密には別の場所にあったのですが、多摩川の出水を受けて母屋をここに移築したそうです。平成2年までその生家は残っていたのですが老朽化で立て直して普通の住宅に。その一部を資料館として開放しているそうです。

その周りは小川が流れ、

古い丸ポストも。

そしてこの近所はどの家にも大きな敷地でしかも表札がどこも「土方」。

別に田んぼや畑があるわけではないが、ちょっと田舎に帰って来た感じがします。

開館は12:00で到着したのは12:05。高幡不動の紫陽花と骨董市と日にちが重なったためか行列になっていて、結局に中に入るまで50分待ちました。月2回、第1、第3日曜で時間は12:00から16:00まで。11月で閉館するということで今後益々混雑しそうです。この日も30度くらいまで上がりましたが7月、8月はもっと厳しいと思うので、これから行く人は暑さには十分気をつけてください。

資料館のある家の庭には歳三の胸像があります。

ちと似てないような。ベートーヴェン的な感じです。

あと台座の名前が表札ぽいのも手作り感がありますね。

こちらが資料館。建物の一部に生家の大黒柱を入り口の梁として活用しています。

中はそれほど広くないですが直筆の書簡を始め、鍛錬用の木刀、鎖帷子や鉢金(おでこを守る金属)などが展示されています。そして目玉は名刀「和泉守兼定」。残念ながらこのときは刀身ではなく鞘に入った形での展示ですが普通の博物館より間近で見れて、鞘の鳳凰を確認することができます。

なお、お土産として刀剣乱舞和泉守兼定のクリアファイル500円が置いてありましたが、飛ぶように売れていました。

資料館脇には歳三が武士になる決意を込めて植えた矢竹が今も残っています。

そして、そこから東に5分ほど行ったところにある石田寺。

ここには土方歳三の墓があります。お寺にいたオジサンによると、遺体を北海道から運べず、遺髪だけが納められているそうです。そんな話を聞くと実は五稜郭の戦いでは死んでなくて、その後もゴールデンカムイのように北海道のどこかで生きていたかもと考えてしまいますね。

帰りはこの近くの万願寺駅から多摩モノレールに乗りました。

昔近くの国立市に住んでいましたが、そのときはモノレールがなかったので行きにくかったのですが便利になりました。

新選組土方歳三に興味のある人は是非、この機会に足を運んでみてください。