御茶ノ水散歩の続き。
学生が多い御茶ノ水。駅前の茗渓通りもリーズナブルな店が、しかもチェーンではない店がまだまだ残っています。
こちらはキッチンカロリーの駅前店。
また、こちら複数の居酒屋が入っているサンロイヤルビル。
かなり個性的な建物ですね。
一方、再開発で駅前に大きなビルも建ってます。
こちらは御茶ノ水ソラシティ。日本製紙や杏林製薬の本社他、JAXAの東京事務所もテナントとして入っています。
そして、その南西にあるこちらの建物。
東京復活大聖堂、通称ニコライ堂です。その名はロシア人の大主教ニコライに由来し、こちらは日本初の本格的なビザンティン様式の建物だそうで、国の重要文化財に指定されています。また、この時は感染予防のため見れませんでしたが、信徒でない一般の人でも建物内部を見学できるので興味ある人は是非訪問して見てください。
そして、こちらは三井住友海上駿河台ビルの下にある布袋(?)像。
こちらのビルはその名の通り、三井住友海上火災保険の本社ビルです。
その脇には三井住友海上の前庭と1階はレストラン、2階は手児施設のECOM駿河台があります。ビルが多い御茶ノ水エリアでは珍しい緑の多いスポットです。
このビルに西側にあるのは太田姫稲荷神社。江戸城築城で有名な太田道灌が娘の天然痘の治癒を京都一口(いもあらい)稲荷神社で祈願したところ、治癒したということでこの地に築いた稲荷神社です。
柱の土台に太田家の家紋「丸に細桔梗」がありますね。
さらにその十数メートル西にあるビルはスポーツ用品のミズノの本社です。
そう、この御茶ノ水というか小川町周辺はスポーツ用品店が多いエリア。
靖国通りにはVictoria、Xevioなどのメジャーチェーンから小さな個人店まで様々。
この地にスポーツ用品の店が多い理由は、ここに通う学生をターゲットにウィンタースポーツ用品店、当時はスキー用品店が多数出店したためと言われています。
スキーのストックをこんな雑に売っているのもこの街らしいですね。
また、学生と言えば音楽ということで、楽器の店が多いのも御茶ノ水の特徴。
あちこちで楽器専門店を見ますが、バイオリンなどのクラシック系よりギターなどバンド向けが多いのが学生街らしいです。
そして、この御茶ノ水でスキー、ギターときて最後に来るのが、、、本そして書籍出版。
こちらは明大通りと甲賀通りが交差する場所にある「山の上ホテル」の看板。
甲賀通りを西に上った場所にあります。
山の上ホテルは、川端康成、三島由紀夫、池波正太郎などの文豪が定宿として使っていたホテル。定宿と言うと聞こえが良いが締め切り前に「缶詰」にされる(書き終わるまで外に出さないための)宿として有名。何年か前に編集者の見張りが付く缶詰(執筆)プランというものがあったみたいです。個人的には文豪たちが使った部屋には興味がありますが、わざわざそんなプランで泊まりたいと思いませんね。でも、文豪気分が味わえると当時はちょっと人気だったそうです。
(つづく)