未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)レンタル電話番号

2024年の妄想ブログ: 

 

以前、こんなニュースがあった。

www.j-cast.com

エアコン工事の作業者が連絡先として教えた電話番号を悪用し、セクハラ発言のラインを送って来たという事件。

 

オークションや通販などでは電話番号やメールアドレスなどの個人情報を取引先に知らせることなく利用できるような仕組みが何年も前から導入されているが、エアコン工事などの依頼では作業員が遅れるなどの緊急連絡の必要性から個人の電話番号を教えなければならず、この時のような事件に繋がるリスクを孕んでいた。

 

そんなリスクを少しでも軽減させたいということで某スタートアップ企業が始めたのが「レンタル電話番号」サービスだ。これは3日から1カ月と短期間だけ、専用のスマホアプリを使い、割り当てられた自分専用の電話番号で受電、架電(電話をかける)ことができるのだ。つまり、電話ではなく、電話番号を一時的に貸し出すサービスだ。これであれば、例えばエアコン工事でやり取りが発生する数日間だけ電話番号をレンタルして、業者にその電話番号を伝えれば、本当の自分の電話番号を伝えなくても良いというわけだ。

 

このようなサービスは法人向けのビジネスIP電話アプリとして昔からあったのだが、最短で3日間、10分の通話料込みで330円から利用できることが大きな特長だ。このような低料金で実現できた理由は契約期間を過ぎると、すぐ別の契約者にこの電話番号を渡し、稼働率を限りなく100%に近づける運用とすることで、確保する電話番号回線を最小限にしているからだ。

 

ただし、契約期間が短いと、その契約期間を過ぎた後に電話がかかるという課題への対応が必要である。この課題については契約期間を過ぎた後も3カ月間は、事前登録した相手先の電話番号からかかってきた場合、留守電として受付け、相手からの伝言を録音。そして、電話がかかってきたことを前の契約者にメール通知し、その人がアプリを操作することで伝言を聞くことができると対応で解決しているようだ。

確かにこの方法であれば、ソフトウェア対応で同じ番号の新しい契約者に前契約者宛ての電話がかかってくることもなく、前述の課題を解決できますね。もちろん、先方が事前登録した電話番号とは違う電話番号でかけてくるケースもありますが、そもそもエアコンなどの工事業者などで工事作業後、電話をかけてくるケースがそもそも滅多にないことなので、そのあたりは気にしなくても問題なさそうです。

 

このニーズは市場としてはニッチではあるけど、若い女性などにとっては非常に心強いサービスということでSNSの口コミを中心に結構広まっているそうです。

 

個人的には、今はかなり少なくなりましたが、ビジネス展示会で名刺を配ると、次の週に営業電話がジャンジャンかかってくる問題があったので、当時このサービスを使いたかったですね。

 

(Picture By Pixabay