今回の散歩の出発地点は錦糸町駅。
JR総武線、総武快速線(横須賀線)、東京メトロ半蔵門線が停車。東京駅、新宿駅、渋谷駅だけでなく千葉、房総や横浜、鎌倉方面も乗り換えなしで行ける便利な駅です。
錦糸町つまり「錦の糸」という煌びやかな名前ですが、下町の雰囲気が強い街ですね。
レトロなホーロー看板がなんか錦糸町という感じですね。
駅の南側はマルイやパルコがあり、駅ビルにヨドバシカメラが入っています。ここを発着するバスも多く、この近隣の住宅地から来やすい、ちょっとした小都会ですね。
駅前にあるのは魚寅。鈴木水産という神奈川では有名な鮮魚店グループで、刺身や寿司を売っています。マグロやタコのブツが名物らしく、土日は朝9時から営業。朝から多くの人で賑わっていました。それにしてもオッサン率が多い。
周りをよく見ると、居酒屋が開いていて「土日は競馬中継」の看板。
こちらのパチンコ屋にも「競馬中継」の幟(のぼり)。
そう、駅前にあるのはこちらの建物。
場外馬券売り場のWINSです。今までも水道橋や横浜野毛のWINS周辺をプラプラしましたが、その地域より30%マシで朝から気合の入ったオジサンたちを見かけますね。調べてみると錦糸町のWINSは東館と西館の2つあります。ここは正しく下町オジサンたちの聖地ですね。
こちらは駅から3分くらいのところにある錦糸堀公園。錦糸町の地名はこの錦糸堀に由来。そして、この錦糸堀の名は岸堀がなまったという説や、この付近で琴糸を作っていたという説があるそうだ。
この公園にはカッパの像がありますが、実はこの錦糸堀は「おいてけ堀」の舞台。と言ってもその舞台は江東橋や亀戸あたりという説もあり、明確になっているわけではないですが、観光PR用にカッパの像も建て地域で盛り上げているようです。
こちらは横十間川。昔、この辺りは湿地帯で開発されたのは明暦の大火(1657年)の後。そのときに水路としてこの川が造られましたが、それまでは淋しい場所で怪談の舞台としてふさわしかったようです。
こちらは川の西にある猿江恩賜公園。元は江戸幕府および明治政府公認の貯木場で、昭和天皇成婚時に公園として整備されたそうだ。
猿江なので猿の彫り物。いや、ゴリラか?
今度は錦糸町駅の北側へ。こちらで目を惹くのはこの2つのタワマン。
これだけ交通の便が良ければ当然駅近(徒歩6分くらい)にタワマンが立ちますね。
しかもマンションの下にはショッピングモール「オリナス」と、
遊具が豊富な錦糸公園。
しかも公園敷地内に体育館があったり、フリーマーケットが行われるような広い敷地があったりと子育て世代に人気がありそうですね。
オリナスは店舗数はそれほど多くないのですが開放感があり、
この窓際のテーブルでボーっと過ごすのもちょっといいです。
10年以上前、家からは遠かったが電車に乗ってよくここまで遊びに来てました。
駅北側は住居が多く、南側より治安も良さそうなので、もし、これから家族が増えるような人は転居先の候補としていかがでしょうか?
(つづく)