先日、静岡に帰って東海道線に乗ったら、3両編成の車両だったのに驚いた。調べたら沼津発東京駅方面行きは10両だっりするが、静岡県内を走るものは最大で6両だった。近所の私鉄ローカル線である伊豆箱根鉄道の駿豆線は3両編成だが、それと同じ編成がJRの幹線である東海道線で存在するというのはちょっとショックだった。
そして、電車に乗ってみるともう一つ気付くことがあった。自分が静岡にいたころに比べ、圧倒的に若い世代が少ないということだ。確かに年末休暇で学生が少ないとはいえ、クルマを持っていない10代の移動手段は公共機関の交通手段に限られているのでもっと割合が多かったのだが少子化が進んでいるということをハッキリと感じました。
自分の子供が小さいときは横浜の港北ニュータウンに住んでいたが、たまたまそのエリアは子育て世代が多く、今住んでいる川崎市もタワーマンションで有名な武蔵小杉エリアを中心に若い世代を多く見かけるが、地方に来てみると子育てを終えた世代が圧倒的に多いことに改めて気付かされますね。実家のある三島は東京駅から新幹線で最速44分。東京通勤可能範囲ということで引っ越してくる子育て世帯もいるようですが、それでもここまで淋しく感じるのは本当ショックでした。
人口で見た年齢の中央値は港北ニュータウンのある神奈川県横浜市都筑区が41歳、武蔵小杉のある神奈川県川崎市中原区が39歳、それに対し静岡県三島市は47歳。日本全体では48.4歳に近いことからこれが平均的な日本に実情であるということなんですね。
日本全体の中央値が48.4歳ということは自分みたいな50代前半のおっさんでも、まだ人口年齢の山頂を過ぎたばかりというわけで、自分より高齢な方がたくさんといるということですね。さらに大都市へ若者が流出している分、田舎エリアではさらに高齢化が進んでいて、先ほどの統計では一部の町村では65歳を超えていました。つまり半分以上は年金暮らし。そうなると選挙では働く世代は票が集まりにくく、どうしても政策はシニア寄り。益々、都会へ若い世代が流出していくという悪循環になりますね。
民主主義は独裁体制より良いと思いますが、今の時代辺りでそのデメリットが大きく露出してきた感じですね。
そんなことを考えると暗くなってしまいますが、一方で60~70代でも元気なシニアは増えましたよね。昔は服装も髪型もいかにも「ジジクサイ」「ババクサイ」でしたが、今は明らかに若く見える人が多くなりました。ある意味、年寄りはこうあるべきという固定観念がなくなり、見えない縛りから解放されたためかもしれませんね。
そう言えば自分も50歳過ぎてもマンガやアニメ見てますが、奇異な目で見られることはないですね。昔だったらオッサンだったら時代劇で演歌というのが定番でしたが、今は人目を気にせず自由にできる良い時代です。そういう意味ではこれからシニアと呼ばれる世代になりますが、まだまだアグレッシブに生きていきたいですね。