鎌倉散歩の続き
こちらは江ノ電和田塚駅。
そこから1分もかからない場所にあるのが駅名の由来でもある和田塚。
鎌倉時代の「和田合戦」で亡くなった和田一族の霊を鎮めるために作られた塚であります。和田合戦とは、昨年2022年の大河ドラマ「鎌倉の13人」で髭面の脳筋で政治力はないが愛されキャラのオッサン横田栄司さん演じる「和田義盛」が、当時の政治を取り仕切っていた北条義時に対して反旗を翻した事件で和田義盛の乱とも呼ばれています。
ドラマは史実に基づいて書かれているので、ここで亡くなることはわかっていたのですが、あのキャラが退場してしまうのはちょっと悲しかったですね。
和田塚から500mほど南に行くとそこは海。由比ヶ浜の海岸です。
ここは和田合戦での戦場になった以外にも何回か戦場になっています。また、武士の首を落とす処刑場としても使われていたということで、遺跡調査では5,000体の遺骨が見つかったとか。さらに有名なのは源義経の妻であった静御前が生んだ赤ん坊が男の子だったということで将来復讐されることを恐れた源頼朝がこの浜に埋めたというエピソードは有名ですね。
今では東京から行きやすい海水浴場として人気スポットですが、歴史的には結構えぐいスポットだったんですね。
こちらは「さくら貝の歌」の歌碑。この歌はこの近くに住んでいた鈴木義光が若くして亡くなった恋人を偲んで詠んだ短歌がベースになっているそうで、1949年(昭和24年)にNHKラジオで流れて大ヒットしたそうです。
ちなみに訪問した日は昨年の2月6日。なんか季節感が麻痺しますね。
冬の方が波が高いからサーフィンに向いていると聞いたことはありますが。
この辺りは近所の人が自転車やバイクにサーフボードを付けて走るのをよく見かけますね。
そして中には上半身裸で日光浴、、、!
春分の日を過ぎたとはいえまだ真冬なんですが。。。
再び若宮大路を北に向かいます。
その鳥居の横にはNTT東日本の鎌倉電話交換所がありますが、こんな石碑があります。
日米海底通信の史跡。日本とアメリカ、サンフランシスコまで通信ケーブルで繋がったのは1906年、明治39年だそうです。結構古くから繋がっていたんですね。当時は川崎から繋がっていたようですが断線事故が頻繁に起き、最終的にこちらに移動してきたそうです。
さらに若宮大路を北に進むと「下馬」という交差点があります。
鶴岡八幡宮に参拝するときはこの地で武士であっても馬から下りるルールがあったそうだ。それにしてもこの石碑、バックがガソリンスタンドというのが何とも。。。
ここから先の若宮大路は道路の真ん中は「段葛」と呼ばれ1段高くなっています。
(おまけ)今回はこちら florestaさんでお土産購入。関東では店舗数がそれほど多くないですが全国展開しているドーナツチェーンです。
チョコドーナツです。
(つづく)