未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

つるし雛と金目鯛の赤の街 伊豆稲取

前回の伊豆河津散歩の続き。河津から伊豆急行線で2つ隣の駅、伊豆稲取駅に到着。

稲取散歩の目的のひとつがこちら。駅から徒歩15分、稲取文化公園にある「雛の館」

500円を払い入館すると出迎えてくれるのはこちらの16段の雛人形

三人官女や五人囃子が何人いるんだろうか。これだけ揃うと壮観ですね。

そして、こちらはつるし雛。ここ稲取はつるし雛の発祥の地だそうです。

雛人形を飾る文化は江戸後期にはあったそうですが、高価なものだったので庶民には手が届かなかったので代わりに古着などの端切れとかで作ったのがこのつるし雛だとか。

人形以外にも俵、大根、ミカンと何でもアリなようです。

こちらはハートのつるし雛。なんか恋愛成就のご利益ありそう。

稲取名物の金目鯛も。「めでたい」だけでなく、腹合わせの二匹の鯛=腹を割って話せる仲ということで「夫婦円満」の願いもあるとか。

「人形の月志」とのコラボです。正月以降大量に流される「春はあけぼの、花模様~」のCMで静岡県民には有名な人形の月志ですね。

なお、日本三大つるし飾りとして稲取の他に福岡県柳川の「さげもん」や山形県酒田の「傘福」が有名だそうです。展示スペースはそれほど大きくなく500円は高いかなという感じはしましたがインパクトがあり十分楽しめますね。

外に出るとこちらは公園になっていて、その脇には足湯があったりします。

何も用意してなかったので入りませんでしたが、温泉場を巡る場合タオルは必須でしたね。

こちらも河津桜は丁度見頃でした。雛祭りは桃の節句なので桜ではないのですが、河津桜は咲く時期が早く、しかも染井吉野よりもピンクで色は桃の花に似ているのでこの公園にふさわしいですね。

さて、お昼ご飯と思い稲取名物の金目鯛を食すために「徳造丸本店」へ。お薦めはゴボウと煮た金目鯛の煮付け。こちらは店の駐車場にある金目鯛のベンチ。これを見るだけでもテンションが上がりますが、、、11:30に行ったけど長蛇の行列。1時間以上待つということで諦めました。この近所にある「きんめ処なぶらとと」も行列。河津桜とつるし雛の時期はこのエリアのハイシーズンみたいですね。

とりあえず金目鯛は諦めたが街のあちらこちらに存在。商店街の街灯や、

道路のペイントも。これは何の意味があるのかわからないが。

極めつけはこんなオブジェも。本当、稲取は金目鯛の街なんですね。

このオブジェがあるのは稲取漁港直売所「こらっしぇ」

ここならば金目鯛で何かあるかと思ったのですが、生の丸々一匹かレトルトの煮付けくらいしかなく、すぐ食べれるものがありませんでした。丸一匹で1,000円台というのは安くて魅力的なんですが。結局買ったのはこちら、伊豆白浜名物のさんま寿司

お酢の効いた肉厚のサンマの寿司です。

静岡茶といただくとこの酸っぱさが歩き疲れた体に効きますね。

(おまけ)

今回、結局金目鯛のレトルトの煮付けも3,000円を超えていたので購入したのは先ほどの徳造丸監修の金目鯛煮つけポテトチップ500円。金目鯛煮付けの甘い醤油の味の再現度が高く、さらにゴボウのコクがアクセントになっていて深みのある味になっています。近所に売っていたら時々リピ買いしますね。