富山散歩の続き。
昨年2023年5月に行った北陸旅行2日目。前日思いついてレンタカーを予約しようと思ったが富山駅周辺に空きはなかったので、あいの風とやま鉄道に乗って高岡駅へ。
途中見かけたのが
小杉駅。昔、鉄道乗り換え案内サイトで川崎の武蔵小杉駅に行きたいのに富山の小杉駅までのルートが提示されて「えっ何時間かかる?」ってことが時々あったが、ここだったんですね。こちらの開業は1899年で武蔵小杉駅の1944年より古いため、越中小杉駅ではなく「小杉駅」だったんですね。
そして高岡駅に到着。
ここが始発となる氷見線に忍者ハットリくん列車が停まってます。高岡は藤子・F・不二雄氏の故郷。晩年を過ごした川崎に住んでいる自分としてはちょっと親近感がわきますね。
また、このあたりは木曾義仲の縁の地。俱利伽羅峠の戦いで牛に500頭の牛の角に松明をつけて平家軍に突っ込ませたという逸話は有名ですね。
また、駅の近くにはこんな理容店が。主張強いですね。
前回の記事で少し書きましたが富山銀行の本店もあったりとか、北陸でも大きな都市で面白そうな土地ではありますが今回はここでレンタカーに乗り換え能登半島へ。
初の石川県上陸です。
のと里山街道の今浜ICを降りてすぐのところにあるのがこれ。
千里浜なぎさドライブウェイです。今日の目的地の一つです。
砂浜ですがれっきとした全長8kmの道路。地図会社に勤めていた人間としては一度は来たかった場所です。砂粒がきめ細かく、海水を吸うことで固くなるから実現出来たとか。それにしても助手席窓から波打ち際が見えるのは違和感。
途中停めて車を撮影。いつ波をかぶってもおかしくない結構ヤバイ状況にしか見えないけど、これって単なる路駐なんですよね。
途中、海の家と言うか食堂とかあったりします。
先を急いでなかったらここでゆっくりするのも良かったかも。
そして輪島へ。
何気ない普通の山間部、農村地帯の景色。もしかしたら、こちらも被災して今は違う景色かもしれませんね。
なんとなく駅舎っぽいと思ったら、
元々輪島駅だったんですね。
七尾線の終着駅として線路が残っていたりします。
残っていたら、ここまで乗ってローカル鉄道の旅を楽しみたかったですね。
そして、そこからクルマで海岸沿いを20分、本日の第二目的地であるへ白米千枚田へ。
こちらは普通の駐車場ではなく道の駅になっています。
世界農業遺産っていうのがあるんですね。
ちなみに白米は「しろよね」と読みます。
これを長年見たかったんですよ。
旅番組やパンフレットでよく見たこの光景、これを自分の目で見たかったんですよ。
水田が終わったばかりの時期。季節によって見える風景が大きく変わるんでしょうね。
見学の人も絵になります。
よく考えたら水田と海の組合せって個人的にはあまり見たことないかも。
普通は塩害があるから海の近くに水田作らないからね。
調べてみたらそれは太平洋側の話で日本海側は夏、海風の影響をあまり受けないとか。
納得。
畔や遠くの山肌も新緑の季節、正にこの時しか見られない風景ですね。
「千枚田」というが実際数えると1,000枚はないということってよくありますが、こちらは1,004枚あるそうです。
田んぼをよく見ると
名札があります。実はオーナー制度があり会費3万円で田んぼ1枚のオーナーとなり、米10kgと山菜の佃煮が貰えるそうです。ちょっと面白そうですね。
ちなみに特別名誉会員には小泉進次郎氏や輪島出身の永井豪氏もいるとか。
探せば名札があるかもしれませんね。
一通り棚田を堪能したので道の駅へ。郵便ポストの文字がサビで茶色になっているのを見ると海岸そばであることを実感できます。
こちらでは千枚田の収穫米やそのコメで作ったオニギリを買うことができます。
この日の日程はクルマの移動時間にほとんどを費やしていたため、昼食も短時間でということでこのオニギリがちょうど良かったです。
また、輪島のソウルフードのカカシもいただきました。
ちなみに中身はウズラの卵と赤ウインナーとフランクフルトです。
本当は永井豪記念館も見たかったのですが、レンタカー返却時刻を考えると難しかったのでこちらの輪島漆会館に立ち寄り、
夫婦箸を購入。一組で2,000円。それほど高いものではないですが今まで100円ショップのものでも変わらないだろうと思っていたので1膳1,000円は高いかと思っていましたが使い勝手が全然違います。滑りやすいものが掴みやすいですね。
ちなみにこの付近は元旦の大震災の火災で焼失。この建物は残っているようですが永井豪記念館も焼失したそうです。今回の災害で旅って本当一期一会だと感じましたね。
最後に今年2024年の能登半島地震の震災や9月の豪雨で亡くなった方々、お悔み申し上げます。早く復興できることをお祈りいたします。
(つづく)