２０２０年の妄想ブログ：
００７シリーズやミッションインポッシブルなど有名なスパイアクション映画の主人公はイケメンオーラ全開であるが、実際のスパイは美男美女ではないことが重要な条件である。考えてみれば、ごく当たり前のことですが、初めてそのことを知ったときは目からウロコでしたね。
ところで、それはスパイだけでなく、テロリストも同じである。いかに一般人と同化して、怪しまれないようにするかというのが彼らの重要課題のひとつである。
一方、街中には数え切れない監視カメラが設置され、大都市の主要繁華街ではそれらの動画映像からAIにより不審者を検出するシステムが普及しはじめた。夏にオリンピックが行われる東京も例外でなく、新宿、渋谷、銀座などの主要繁華街はもちろん、浅草、お台場、谷中など外国人が集まりやすい観光スポットにも配備されるようになった。
そんな中、札幌市で、自称イギリス人のトーマス・ウイリアム（仮）ら３名がテロ等準備罪および不正アクセス罪などの容疑で逮捕された。事件の内容だが、以前容疑者の一人が勤務していた警備会社の研究所サーバにアクセスして、動画映像から不審者を検出するプログラム、および関連データを盗み出し、なんとそれを基にシステムを再構築。そして、そのシステムを使い、自分たち姿を撮影して、不審者レベルをチェック。どのような所作が不審として検出されるかを細かくチェックし、怪しく思われない振る舞いをトレーニングしていたということだ。
この事件に対し、テロ実行時の緊張を考えると、どれだけ効果があるのか疑問だと専門家のコメントもあるが、東京都としてはこの事件を重く受け止めて、警視庁や公安と協力して、システムの改修を急ピッチに進めているそうだ。。。エンジニアの皆様、お疲れ様です。
