2019年の妄想ブログ:
数年前だが、ビートルズの新曲をAIで作るというニュースがあった。その記事でも、評価されていたが、確かにそれっぽく聞こえる。
AIというか、ディープラーニングは計算式やロジックで表すことが難しい関係性を、大量の指標データから、そのクセを読み取り、再現することができるシステムだから、故人の作曲の技量やセンスを再現するのに、ピッタリなんですね。
同じような試みは絵画でも行われているが、小説となるとまだ難しいかな。しかし、AIが書いたショートストーリーが星新一賞の一次選考を突破したニュースもあるようなので、いずれは可能になるのかも。
話は変わるが、小説家の栗本 薫さんが亡くなって10年ということで、いろんなイベントが行われているようだ。栗本 薫さんといえば、やはり「グインサーガ」。自分も学生のころ読んでいたが、33巻の「モンゴールの復活」までで挫折し、完結したら再開しようと考えていました。しかし、予定の100巻を過ぎても終わらず、その前に作者が亡くなってしまうとは。
亡くなられた2009年に刊行された130巻「見知らぬ明日」が最後の作品となったが、4年後の2013年から五代 ゆうさん、宵野 ゆめさんの2人により、故人の意思を引継ぎ復活。1巻ずつ交代で書いていて、現在145巻までが発行されているそうだ。
そして、今年のグインサーガイベントでは、どれだけ栗本 薫さんの作風と一致するかをAIで採点するコンクールがあるそうです。応募条件としては、800文字までの架空の話で、グインサーガ130巻までの登場メンバー、舞台が出ていれば、どんな話でもOKだそうです。もちろん、五代 ゆうさん、宵野 ゆめさんも応募するそうで、かなり本気を出して執筆しているようです。
優勝賞金は10万円とそれほど高くないですが、いろんなところで話題となっており、一部プロの小説家やマンガのシナリオ担当も、こっそり応募しているとか。なお、AIの判定以外にも、「人間」の審査で目に止まった作品にも特別賞が贈られるそうです。