未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)最後のお別れVR

2020年の妄想ブログ:

孤独死という言葉はネガティブなイメージを植え付ける結婚相談サービスの策略だ」と、ある独身の友人が主張していた。家族がいる場合でも、老人ホームや病院の殺風景な部屋で最期を迎えることもあるので、ドラマのような自宅で配偶者、子供、孫、友人に囲まれて、惜しまれて、天に召される最期なんていうのは、レアなケースだろうというのが彼の見解(推測)だ。

そんな持論が正しいかどうかは不明だが、最近、あるVRアプリサービスの登場がニュースになっていた。VRアプリとしては別段変わったものでないが、波の音が聞こえる、海の見える高台の別荘、深い森から小鳥がさえずりが聞こえる山小屋などのほか、京都の龍安寺苔寺として名高い西芳寺庭が見えるお堂や、ルーベンスの有名な2枚の絵が飾られたアントワープの大聖堂などが体験できるものだ。さらにそれだけでなく、自分の家の部屋や庭なども同アプリで撮影して、登録することができるのだ。

このアプリにより、何もない病院の部屋でもリラックスした、心地よい時間を過ごすことができるのだ。しかも、それだけでなく、僧侶や牧師、さらに昔の偉人たちが映し出され、死を迎えるにあたり、心を穏やかにしてくれる説法や詩の朗読をしてくれるのだ。

この機能も当然、自分でカスタマイズができ、ビデオレター動画や昔撮ったイベントの動画から親類や友人を抜き出して映し出すことも可能。また、通信でリアルタイムに遠方の友人と話すことも可能なのだ。

一方、不謹慎と呼ぶ人たちもいるみたいが、これを使って、舞台を昔好きだったアニメやゲームから抜き出し、好きだった男性なら美女キャラ、女性ならイケメンキャラを侍らせる(はべらせる)という人もいるそうだ。もちろん、2次元だけでなく、3次元のアイドル、イケメン俳優たちと、港区のタワーマンション最上階から夜景を楽しむというのもあるそうだ。

サービスプロバイダー側が最初から準備しているものであれば9800円とそれほどでもないが、カスタムメイドとなると20~100万円とかかるとのこと。それでも人生最後だから、多少不謹慎と呼ばれようが、それくらい贅沢しても良いのかも。