2021年の妄想ブログ:
以前、大人の学園祭参加のWEBサービスについて書いたが、そのサービスが大学、高校だけでなく、中学校、小学校に拡大したとニュースになっていた。
対象は「教室」での出し物の参加のみで、喫茶店やお化け屋敷などの飲食やエンターテインメントが多い高校、大学とは異なり、展示がメインだ。
学校側の狙いとしては、大人の本気の自由研究発表を子供たちに見せてほしいということらしい。実際、多くの展示は研究の狙い・背景、仮設、調査、結果、考察、結論といった基本構成を守り、図説やグラフなどを用いて理解やすくする工夫されているなど、ビジネスで鍛えられたスキルが十分発揮されている。もちろん、子供向けなので、専門用語をわかりやすい単語に置き換えたり、難しい漢字に読み仮名を振る工夫もされている。
テーマとしては学校向けということで、地域の歴史や地形・動植物を扱った自然のものが多いが、芸能、マンガ、ゲームなどの柔らかいテーマを扱うものも多いようだ。特にマンガ、ゲーム等は、普段、勉強の邪魔だと親から疎まれ、低く見られているものが、アカデミックな解説文と壮大な仮定と結論に、崇高な光を感じ、なんとなく勇気を与えてくれるということで、子供たちに好評のようだ。
参加する大人のほうも、趣味が形になる楽しさがあったり、表現の工夫がビジネスにも役に立つと、評判が良いようで、現在は首都圏だけど、来年には全国にも広がっていくようだ。