未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)ロバ耳SNS

2020年の妄想ブログ:

SNSを頻繁にやっている人の多くは裏アカウントを持っていて、表アカウントでは言えない悪口、暴言、危険な思想、懺悔をつぶやいているとか。しかし、ちょっとしたきっかけで、その正体がバレ、実世界や表アカウントで積み上げた人格や信用が一挙に地に落ちることも、しばしばあるそうだ。

だったら外にはつぶやかず、スマホのメモや自分の手帳にでも書けば良いのだが、人には承認欲求というものがあり、「咳をしても一人」(尾崎放哉)という状況は寂しいとか。

でも、そんな問題を解決するSNSサービスが最近立ち上がったと話題に挙がっているのが、「王様の耳はロバの耳SNS」、通称ロバ耳だ。

SNSとしては、よくあるTwitter形の短文投稿タイプのSNSだが、他のサービスと大きく異なるのは、つぶやいても誰にも公開されないのだ。それでも、「いいね!」や返事の投稿や拡散はされるのだが、それは人ではなく、AIメンバーによってなのだ。

仕組みとしてはこうだ。何かつぶやくと、そのテキストはサーバーに送られるが、文脈解析やキーワードを検出したら、その情報のみを保存。その文脈に応じて、サーバーの架空のAIメンバーがいいね!をしたり、返事を書いたり、にし、他のAIメンバーに拡散したりするのだ。

つまり、実際の人間のメンバーには一切公開されず、バーチャルなAIメンバーと交流するSNSなのだ。

もちろん、AIメンバーなので、どんな悪口や暴言でも、同意はするけど、批判はしないので、一切炎上なし。サービス名はロバ耳だが、王様の髪を切った床屋ではなく、王様そのものの気分が味わえるのだ。

現在、運営サービス側は、オリジナルの投稿テキストはスマホ側にのみ保存され、サーバー側には一切保存されていないので、万が一、サイバー攻撃をサーバー側が受けても、当然、投稿テキストが流出することがないことを「ウリ」にして、大々的にキャンペーンしているところだ。

個人的には、わざわざ投稿して、AIから「いいね!」をもらうのが本当に楽しいのか? と思うけど、ブログの訪問者が少ないときは、こんなサービスがあっても良いかもと思ってしまう今日このごろ。