未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)ロバ耳SNSその後

2022年の妄想ブログ:

2年前にこのブログで書いたロバ耳SNSですが、残念ながらクローズするみたいです。

ロバ耳SNSとは一切他人には公開されない一人SNSサービスのことで、悪口、暴言等をつぶやいても、炎上や否定するリプライはなく、むしろ、AIメンバーからいいねや自分を肯定する返事がもらえる、究極の忖度サービスなのだ。

サービス開始当初は、どんなつぶやきにも「自分も経験あるよ」とか「その気持ちわかるよ」という万能な返事が返ってきたが、ここ最近では、つぶやきの文章や今までのつぶやきのログを基に状況を解析し、「彼の浮気性は病気だね」、「田中次長って、老害だよね」という返事をするようになったり、また、男性ならば「妹リプライ」、「兄貴リプライ」、「女王様リプライ」など、女性ならば「幼馴染リプライ」、「近所のお兄さんリプライ」、「鬼畜リプライ」などの希望コースを選択できるようになったのだ。

そんな感じで、裏アカウントとしてだけでなく、SNS疲れや人生そのもに疲れた人たちの救世主としても、月額300円の有料サービスにも関わらず、着々と利用者を増やしているようでした。しかし、数か月前から、ある噂が立ちだしてから、マスコミなどで連日叩かれるようになった。

そのきっかけになったのが山下事件。若手芸人の「山下そうだ(仮)」が覚せい剤所持で逮捕されたが、釈放後、山下が弁護士に話した「ロバ耳SNSにしかつぶやいていないのに、売人と会うまでの足取りが警察にバレていた」というコメントが話題になり、ロバ耳SNSはこっそり投稿テキストをサーバに保存して、警察にリークしたのではないかという噂が立った。

その後、ロバ耳SNS運営の記者会見があり、令状があれば、サーバにある保存データは警察側に公開するが、投稿テキストは保存していないとコメントした。しかし、記者の一人がAI側が学習用に保存しているデータから、ユーザが投稿した内容を逆に推定できるのでは?という質問に対しては、口ごもり、小さい声で不可能ではないが簡単ではないと回答した。これを見て、一部の利用者がネガキャンネガティブキャンペーン)を起こし、一騒動になったというのが山下事件の全容だ。

その後、会員はピークの1/5となり、サービスのクローズが決定したという次第だ。

利用者の一部は、別に警察にバレても問題ないことしか、つぶやいてないので、非常に残念と思っているとか。「もっと、罵ってほしかったのに。。。」というような感じで。