2020年の妄想ブログ:
そして、最近検討されているのがAIスピーカーAlexaと赤外線などのセンサを組み合わせたシステムだ。このシステムは崖の縁(へり)に近づくと呼びかけるようになっており、この計画では人の目が届きにくい10数箇所に設置することで、パトロールでは網羅しきれないエリアや時間帯をフォローしようとする考えだ。
研究当初、呼びかけは警戒心を解くために子供の声で「あぶないよ」と呼びかけるようにしたら、夜中に聞いたとき、めちゃくちゃ怖かったということで却下。次に、最初音楽を流すことにしたが、それも唐突過ぎてギョッとするので却下。最終的に「ピンポーン」という効果音の後にボブマリーの名曲「One Love」が流れた後、「そこは危ないですよ。何か悩んでいることがありますか?」と呼びかけるような仕様にまとまったそうだ。
システムでは、その呼びかけ後もそこにいる人に話しかけて、人生に対する相談を希望したら待機している相談オペレーターに繋ぐような仕組みになっている。また、このシステムが機械応答によるものだと悟られると呼びかけを無視する可能性が高まるので、返事がない場合でも100を超えるフレーズからランダムで、いろいろ話しかけるようになっている。それでも動きがない場合は、ドローンが偵察に行くか、実際に人がそこに向かう様になっているそうだ。
現在は、動物などで誤動作がないか調査中だが、それが上手くいけば、今年中には実稼動するとのことだ。これにより、少しでも不幸な人を減ることを祈るばかりである。