(少々グロイので注意)
の映画版をテレビ放送で見た。
これは、クローン人間たちの話。
彼らは、外界から隔離された施設で育てられ、クローンのもとになったオリジナルの人間が
病気になったときの臓器移植のためのパーツ取りのための人間だ。
表現は穏やかですが、正に鬼の話でした。
ちょっと前にこんなニュースがありました。
ヒトの臓器もった動物の出産、解禁 文科省が指針改定
動物の受精卵にヒトの細胞を注入した「動物性集合胚」の研究を文部科学省が解禁した
というニュースです。
つまり、人間の臓器を持った動物を生み出す研究が可能になったのだ。
これは正に「わたしを離さないで」の動物版とも言える話だ。
そもそも家畜として育てた動物を食べる人間社会にとっては、これが倫理的にNGといえない
かもしれないが、ちょっとスッキリしない、何か引っかかるニュースですね。
倫理的な問題以外にも、人間と動物の臓器が隣接することで、新たなウィルスを生み出したり、
人間とも、その動物ともいえない新たな生物=キメラが生まれて、そのまま繁殖したりとか、
想像の世界の怖い話が、リアルに再現されかねませんね。
なお、個人的にキメラといったら、漫画「鋼の錬金術師」の「ショウ・タッカー」を思い出します。
「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」のセリフで有名です。
この人物そのものは胸糞悪い奴ですが、基本アクションもののダークファンタジー娯楽作品?です。
また、科学と生命について考えさせられるテーマも盛り込まれていて、大人でも十分楽しめます。
まだ、読んでない人で、興味のある方は是非読んでください。