Eテレの「ピタゴラスイッチ」内の「おてつだいロボ」を久しぶりに見た。その中で流れる曲(作詞:佐藤雅彦/内野真澄)の歌詞を改めて読んだとき、大事なことに気付いた。
おてつだいロボ
きんきゅうしゅつどう
きみがてつだうと
ちきゅうはへいわ
おかあさん たすかる
昔、「〇〇くんは良い子だから手伝いなさい」とよく聞いたが、なんか違和感を感じていた。そして今、その違和感の正体をこの歌詞が教えてくれたのだ。
手伝う理由が「お母さんが助かるから」というのは納得がいく。
「手伝う」→「お母さんの仕事が減る=お母さん助かる」という流れはわかりやすい。
そして、忙しくなくなると「お母さんの気分が良くなる」→「自分も気分が良い」または「お母さんが遊んでくれる、おやつをつくってくれる」とか自分へのメリットがわかりやすい。
一方、「良い子だから」というのは、少なくとも自分のメリットには繋がらない。
もし、承認欲求が強い子だったり、「良い子だから小遣いをあげる」という習慣がある家の子ならば別だが、自分はそうではなかったので何もメリットがなかった。
そのため、違和感を感じたのだろう。
しかし、「良い子だから」というフレーズは使い勝手が良い。
「良い子だから、片付けなさい」
「良い子だから、早く寝なさい」
とか。
思考停止して説得する適切な理由を考えなくても、それっぽい理由として使える。
だから、乱用されるのかも。
これって、実は会社の仕事にも繋がるところがある。
「上司に言われたから」とか「客先に言われたから」というフレーズだ。
子育ても、仕事も忙しいと、思考停止でも使えるフレーズは確かに便利だが、乱用しないように注意したいですね。
今週のお題「感謝したいこと」
日本では鰻供養で川に鰻の稚魚を放流するイベントがあるが、アメリカでもサンクスギビングデーに大統領が七面鳥を放つイベントがあるんですよね。
散々食べておいて、自分勝手なイベントですが、世界共通の考えなのかも。