未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

赤門、三四郎池、安田講堂 東大はひとつの観光地でもありますね

本郷、東大周辺散歩の続きです。

 

こちらの門。東大と言ったら赤門が有名ですが実はこちらが正門になります。

正面中央の門は閉じていて、正門の割には狭いですね。東大だけに狭き門ですか。

正門から50メートルくらい南に行ったところにあるのが赤門になります。もちろん国指定重要文化財です。元々東大の敷地は加賀藩前田家の屋敷があった土地で、こちらは約200年前に13代藩主の斉泰が徳川家斉の娘溶姫を嫁にもらったときに建てられたものだとか。

個人的思い出だが小学校の修学旅行の宿泊先は本郷の旅館で、食事後の散歩で訪れたのがこの赤門だった。「この中の何人かは東大に入れるといいな。」と先生は言ってたがさすがに同級生で入学した人は一人もいませんでしたね。ちなみに本当は水道橋の後楽園球場(現東京ドーム)でプロ野球観戦を考えていたらしいが旅行日程がシーズンオフになったため幻の計画となったそうだ。後楽園だったら「この中の何人かは巨人に入れるといいな。」と絶対言ってたと思う。

赤門裏手にあるこの建物は総合図書館です。

噴水の広場もある図書館はなかなかないかも。

こちらの明治10年(1877年)の大学開学以来の歴史があり、蔵書数は公立図書館が平均12万冊に対しこちらは130万冊、約10倍の規模です。さらに法学、医学、経済学など各専門の図書館は別の建物であったりします。

日本の政治、経済、科学を動かしてきた多くの偉人たちが利用していた図書館と考えるとちょっと感慨深いですね。

この図書館の建物の東側には

育徳堂と呼ばれる建物

弓道の施設らしいです。的の俵を間近で見るのは初めてかも。

この建物付近に広がる森と池のエリアは育徳園と言われています。都会の貴重な緑地ですね。大学の心のオアシス的な施設でもありますが加賀藩のお屋敷という歴史的価値もあります。

こちらは形が「心」の字をかたどっていることから「心字池」と呼ばれていたが夏目漱石の小説「三四郎」の舞台として有名になったことから「三四郎池」とも呼ばれていますね。

大学の池にいる鯉のなのにちょっと高級そうなのはやはり東大ですね。

さらに滝まである庭園を持つ大学は本当なかなかありませんね。

こちらは正門前の中央の道路、有名な銀杏並木通りです。落葉している冬の景色はちょっと寂しいですね。そして、この先にあるのは

安田講堂です。東大のシンボル的な建物であり、1969年に起きた東大安田講堂占拠事件の舞台でもあります。学生運動全盛の時代、機動隊8,500人を投入し、633名の学生を検挙、鎮圧した大事件ですね。

なんかこの形、要塞にしたくなる気持ちはちょっと理解できますね。

ちなみにこの建物、国の登録有形文化財で来年2025年は100周年を迎えるそうです。

どうでもいいが個人的には翌年に発生した市谷駐屯地に立てこもった三島事件とこの事件がごっちゃになったりします。

なお、講堂の横には日本一偏差値の高い人が集まるローソンがあります。

別に普通のコンビニですが。

(つづく)

 

おまけ

大学のお土産と言ったら大学名入りボールペンです。東大までいくと間違って「出身校?」と言われることはないですね。