2021年の妄想ブログ:
最近、スーパーだけでなく、コンビニにもセルフレジを導入するところが多くなった。その結果、一人暮らしをしている人は、益々他人と話す機会が減ったそうだ。
まだ、学生や社会人ならば学校や勤め先で話す機会はあるが、シニア世代では痴ほうの引き金になるとか、ならないとかで少し話題になっていた。
そんな中、始まったのがシニア向けAI会話電話サービスだ。
これは、電話でAIと世間話をするサービスで、自分で電話をかけることもできるし、AIから電話がかかってくることもある。
会話の内容は、遠くの家族のこと、近所とのトラブル、昔の自慢話、健康面の心配などプライベートなことから、社会的事件、芸能人スキャンダルなどワイドショー的なパブリックな会話まで幅広く対応している。
AIと言っても、相談や解決案の提示などには対応しておらず、「そうですね。」とか「すごいですね。」とかの相槌や、「今日、○○でこんな事件があったみたです」みたいなネタ提供ができるくらいです。
それでも相槌などは、簡単なオウム返しスキルや感情判定スキルは持っているので、「昔、○○への出張は大変だったよ。」とか言うと「大変だったんですね」とオウム返ししたり、「今日、財布落として、探したけれど見つからなかった」というと、落とした、見つからなかったという単語から状況を判定し、「それは悲しいですね」と回答したりするそうだ。
料金は月500円で計5時間まで利用できるコースと、月1000円で計30時間の2種類。
たまに応答がチグハグだったり、特に何か有用な情報を得られるわけでもないですが、会話をすることが脳の活性に繋がるという点で、また、どんな愚痴を言っても他人を不快にさせることないという点で、ちょっと注目のサービスのようだ。
ちなみにシニア向けなので、しゃべりがゆっくりなのと、振られるネタが古いなど、若手の人が使うとちょっと、、、という感じだそうだ。