2022年の妄想ブログ:
首都圏のサラリーマンにとって、始発駅は数本待てば座れるので、住宅地として魅力的である。
一方、始発の2駅隣くらいだと、仮に急行停車駅だったとしても、通勤時間はほとんど変わらないが、座れるメリットがないため、住宅地としての価値がちょっと下がったりするのだ。
京王相模原線の南大沢駅は、終点橋本駅から二駅目。駅前にアウトレットモールもあり、人気の住宅地であったが、3年前にリニューアルしたライバルのグランベリーパーク南町田駅に大きく水をあけられてしまった。
そんな苦境を挽回すべく始まったのが、朝の上り急行の2本に1本は、先頭と最後尾の各1車両は、始発の橋本駅ではドアが閉じて乗車できず、南大沢駅から乗れるように運行方法を変えたそうだ。
これにより、大沢駅でも人数は限定されるが、並べば座って通勤することが可能になったのだ。
別にこんなことをしなくても、橋本ー南大沢間を回送にすれば南大沢始発は可能だが、それでは朝の通勤帯の輸送量が減るとということで考えたアイデアのようだ。
当然ながら、南大沢の住民からは好評のようで、同じような試みを、急激にマンションが増えた横浜のみなとみらい線のみなとみらい駅(始発は元町・中華街駅)や、東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅(始発は押上駅)でも検討しているそうだ。
それにしても、在宅ワークが増えたけれど、まだまだ通勤は戦いなのですね。
(始発駅があるような、ないような山手線)