とある漫画家が、怪しげな古本屋である漫画の初版版を手に入れた。
装丁が気に入ったので、仕事場の本棚に飾った。
ある日、アシスタントがある道具を描くのに苦労していると、補助線の引き方の助言が聞こえてきた。「先生、ありがとうございます。」とお礼を言われたが、漫画家は一言もしゃべっていなかった。それにしても的確なアドバイスだった。
そして、漫画家がストーリーに行き詰まるとストーリーの助言が、レイアウトに行き詰まるとレイアウトの助言が、どこからともなく聞こえた。
これらのアドバイスによって漫画の人気が少しだけアップ。
なんとか今期の打ち切りを免れた。
ある日、この助言が例の漫画本から声が聞こえてくることがわかった。
最初は気味悪く感じたが、今の連載を最後まで描きたいので、その漫画本に引き続き、助言してくれないかと話しかけてきた。
すると、その漫画本は代わりにやって欲しいことがあると取り引きを持ち掛けてきた。
この漫画の作者は亡くなって幽霊として出てきたのか？
しかし、まだ存命だということが判明。
取り引きとは何か？ 幽霊でないとしたらこの漫画本の正体は？
。。。というところで目が覚めた。
最近見た夢の話。ドラマを見る視点でした。
それにしても続きが気になる。。。
(Picture By Pixabay)
