今回は青山散歩です。
緊急事態宣言が明けて久しぶりの東京散歩です。
国道246号線、通称青山通りの地下を並走する東京メトロ銀座線、半蔵門線と、外苑東通りの地下を走る都営大江戸線の交わるところが、地上では青山一丁目交差点であり、地下は青山一丁目駅となります。
この交差点の南西にあるビルはホンダの東京本社ビルです。
そして、こちらの1階は製品展示などのイベントを行うためのHonda ウエルカムプラザ青山というスペースになっています。
今回こちらで開催している「Honda F1 2021 2nd Stage ~夢は挑戦の先にしかない~」を見てきました。
このイベントは歴代のホンダのF1レーシングカーを展示する企画で、早速正面玄関の前には スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのマシーンが展示されています。
チームのオーナーはエナジードリンクで有名なレッドブル。ただし、レッドブルのセカンドチーム。成績次第ではトップの「レッドブル」チームと入れ替わることができるが現在6位。正規のレッドブルチームの2位にはまだまだ及ばない感じだ。
中に入り右側を見ると1986年のウイリアムズ・ホンダ FW11。
そして1987年のFW11B。このときのドライバーはネルソン・ピケとナイジェル・マンセル。1986年に初めてHondaのエンジンはコンストラクターズ(チーム)ランキングで一位になり、次の年も連覇。
1988年から91年まで4連覇したマシーンがずらりと並ぶのは圧巻です。
(F1ファン以外では大した感動はありませんが)
こちらは1988年のMP4/4。このころから個人的には友人の影響を受けて、このころからフジテレビの深夜中継を見るようになりました。
このときのドライバーはアイルトン・セナとアラン・プロスト。最強マシンに2人の最強ドライバー。チームは16戦中15勝と圧倒的な強さでした。チーム戦の決着が早々について終盤は同じチーム内の2人のドライバーのどちらが強いかという争い。マシン性能は基本同じなのでドライバーの純粋な力の戦い。見ていて熱くなりました。毎回、本当、月曜の朝が辛かったです。
このとき勝ったのはアイルトン・セナ。最終戦の一つ前の日本GPで1位フィニッシュで決め、初のワールドチャンピオンに輝きました。
こちらは1989年のMP4/5。このときのドライバーもセナとプロストの同じチーム内のバチバチのガチンコバトル。序盤から他チームは脱落し、注目はこの二人のどちらが勝つかでした。
結局、プロストが優勝しましたが、勝負が決まった日本GPでの接触があったりと両者の確執は凄かったですね。ひとつの国に2人のキングはいらないという感じで。
こちらは1990年のMP4/5B。この年、プロストはフェラーリに電撃移籍。ドライバーはセナと逆にフェラーリから移籍したゲルハルト・ベルガーに。
前年までパッとしなかったフェラーリはプロスト・マンセルの2人でHondaと対決。マシンも含め個性の違う者同士が戦うのはやはり面白かったですね。
それでもコンストラクターズもドライバーズも制したのはHondaとセナでした。
こちらは1991年のMP4/6。マンセルがウイリアムズ・ルノーに移籍。マクラーレン・ホンダ、フェラーリ、ウイリアムズ・ルノーの3大巨頭の戦いが熱かったです。このとき個人的には粗削りで勝つか負けるかのギャンブラーな走りのマンセル推しでした。
結局勝ったのはHonda&セナでしたね。
それにしてもコクピット小さい。ハンドルの幅しかないですね。
風の抵抗を考えてかバックミラーも名刺くらいの大きさです。
タイヤはグッドイヤー。懐かしい。
マルボロも懐かしい。2006年を最後にタバコ広告は禁止になったのでもう見ることはないですね。なお当時はF1中継中もタバコのCMは多かったです。
こちらは2021年、最新のレッドブルのマシン。
今年はHondaのF1参戦最後の年。
10月初め時点では2位ですが是非コンストラクターズで優勝して欲しいですね。
フレームの素材はカーボンに。質感が大きく変わりましたね。
ノーズの形状も段差があって面白いですね。
中継するテレビの解像度が上がったためか小さな広告ロゴが入っています。
ハンドルというよりゲームコントローラーな感じがしますね。
あまり一般視聴者が知らなくても良いデータベースシステムのORACLEがスポンサーなのも興味深いですね。
タイヤはPIRELLIです。
その他、2019年のエンジンRA619Hも展示されています。
今回のイベントはF1マシンの展示でしたので使われていませんが、大画面モニターとステージもあります。
また、カフェとグッズショップも併設。
こんな精密なスーパーカブの置物も。一瞬財布のひもに手がかかりました。
最後にアンケートに答えると、こんなステッカーがもらえます。
このイベントは10/18(月)まで。入場料は無料です。
80年代後半のHondaのF1黄金期を知っている人は是非行ってみてください。
(つづく)