未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

博物館、美術館、野球場 上野公園は桜だけじゃないんだな

今回の散歩は上野。

 

上野と言ったら上野公園ですが、敷地内にいろんな施設があるのがこの公園の大きな特徴ですね。何度か過去にこのブログでも記事にしてますが、まだまだ全然足りないので改めて紹介します。

 

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先ず、こちらの公園口を出てすぐの場所にあるのが

東京文化会館。クラシックコンサート、オペラ、バレエに使われる日本有数のホールでWikipediaによると東京都交響楽団が本拠地にしているほか、ウィーン国立歌劇団が来日時に必ずここで公演しているそうだ。

建物は60年以上も前のもので古さは感じられるが、エントランスに入ると公演前の心地よい緊張感を感じる空気を感じることができますね。

その敷地内道路を挟んで西にあるのはこちらの野球場。公園に野球場って珍しくもないですがここは正岡子規ゆかりの野球場。この近くに住んでいた正岡子規が日本に上陸して間もないベースボールをこの上野公園内で楽しんでいたそうだ。

野球場と言ってもスタンドがあるわけでもなく、正岡子規同様、草野球を楽しむ庶民のグランドですね。

こちらのバッターは女性ですかね。みんなが楽しめる野球場って本当いいですね。

公園内を北東に進むと公道を挟んで見えるのは

東京国立博物館。数年前、菱川師宣の「見返り美人」や埴輪の修理プロジェクトの費用をファンドで募集して目標額を大きく超えて集まったというのが話題になった博物館ですね。

入り口左にあるのは表慶館。1909年にのちの大正天皇の成婚を祝うために建てられた建物で国の重要文化財に指定されています。

ネオ・バロック様式で明治時代に西洋文化を存分に取り入れた感じがしますね。

こちらは東洋館。中国をはじめとし、東南アジア、インド、エジプトなどの西アジアの美術、工芸品が展示されています。建物はあまりアジアっぽい感じはしませんが。

そして正面入り口の池を眺める位置にある建物が

こちらの本館です。

屋根は瓦葺の和洋折衷のこちらの建物は竣工は1937年で国指定の重要文化財にもなっています。

取ってつけたような屋根で違和感あるが重要文化財と言うとちょっと評価がかわりますね。

中はこんな感じ。

竣工時期は第二次世界大戦の少し前であることを考えると、欧米諸国に日本の国力をアピールするための施設だったかもしれませんね。

この建物からは裏庭を眺めることができます。こちらは元々は旧寛永寺の庭園だったりします。

この本館の周りに建物があり本館の裏に池のある裏庭というのは、個人的な感想ですが施設配置的に少しお寺の流れを汲んでいるように感じます。明治以降、江戸以前に比べると仏教の勢力が衰えましたが、時代は日中戦争前の世の中全体が国粋主義に向かう前の話。このころから日本らしさを取り戻そうという意図があったかもしれませんね。

こちらは平成館。

その手前の池にあるのは

森鴎外の総長室跡の記念モニュメント。森鴎外はこの博物館の前身である帝室博物館の総長を務めていて、その時の総長の居室がここにあったそうです。教科書に載るような文筆家であり、医者としても陸軍軍医総監(中将相当)を務めたりとかなり幅広く活躍した人物なんですね。

そして再び公道を横断して戻り、西に進むとあるのが東京都美術館

訪ねたのは去年、あいにくの雨でしたが美術館は天気が悪くても問題ないのがいいですね。

この時は「永遠の都ローマ展」を催していました。

ちなみに息子はコンスタンティヌス帝の巨像の左足(31秒当たり)がお気に入りのようで、先日持ち合った図工作品では今年度一番の思い出としてこれがモチーフになっていました。確かにインパクトはあったが。。。

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(つづく)