麻布十番散歩の続き
麻布氷川神社を抜けると仙台坂上交差点に出ます。ここもセーラームーンに登場したみたいですが、坂の頂上の五差路って何か呪術的に意味ありそうな場所ではありますね。警官も立っているし。。。
と言うのは冗談で本当は仙台坂の途中にある韓国大使館を警備する警官です。
それにしても大使館多いですね。
一方、江戸より前の時代から多くの寺が集まっている場所でもあります。
こちらの専光寺ほか周辺には
光善寺、善光寺、善通寺、金蔵寺、真福寺、、、といくつかの寺が密集してます。
この辺りから縄文時代の貝塚も見つかっており、昔から人が住んで栄えた場所だったみたいで、そのエリアの小高い所に信仰集めた寺が複数できたということでしょうか。
それにしても似たような名前で地元の人は混乱しないのか。
東京都内では浅草寺、深大寺に次ぐ古刹で開山は842年、1000年以上の歴史がありますね。
こちらのお寺は幕末にハリス一行が宿舎として使っていて、
一室が初代アメリカ合衆国公使館としても使われていたそうです。この周辺に大使館が増える先駆けだったのですね。
こちらは樹齢750年を超える巨大イチョウ。
親鸞がここを訪ねて、その去り際に挿した杖から根が生え、芽吹いたのがこのイチョウという伝説が残っているそうだ。
別名逆さ銀杏とも国の天然記念物にも指定されています。
それにしても、何というか、、、立派ですね。。。
こちらは昭和のシャンソンの女王、「愛の讃歌」で有名な越路吹雪さんの記念碑。お墓は別にあるようだが、何故お寺に記念碑があるのか不明です。
本堂の左にある開山堂。
そのすぐ脇にあるのは福沢諭吉、最近引退したがみんな大好き諭吉さんのお墓です。
「天は人の上に人を造らず」と言ったが、まさかにマンションの人たちに上から見られているとは思わなかっただろうな。
こちらは手水舎としては珍しい
井戸ですね。
また、善福寺の参道には
東京の名湧泉57にも選ばれている柳の井戸があります。こちらは空海が錫杖を突き立てたら水が湧きだしたという伝説が残っているとか。親鸞といい空海といい伝説のウィザードみたいな扱いですね。
いずれにせよ、清らかな水が確保できている点で江戸時代から前より、この辺りが繁栄していたのが何となく想像つきますね。
また徒歩2分くらいの場所にあるこちらはハンガリー文化センター。大使館だけでなく、文化交流のための施設もこの麻布十番にはあるのですね。
縄文時代から人が集まり、明治以降は海外の人も集まり、さらに平成以降はセーラームーンファンも集まる地、麻布十番。何か人を惹きつける良い土地なんでしょうね。